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リーダーシップ往復書簡 018

  リーダーシップと親和性がある考え方として、ここ2回にわたり、パブリックリレーションズ(Public Relations)とインテリジェンス(Intelligence)を紹介してまいりましたが、今回が最後になります。 最終回は株式会社制度です。私はリーダーシップと株式会社制度には非常に親和性があると考えています。 資本主義社会とまで広げて記載をしてもよかったのですが、本稿では、具体的なイメージが湧きやすいので、株式会社制度に絞って記載をします。前提がズレないように、改めてこの文章での定義をします。...

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リーダーシップ往復書簡 017

  リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第2回目はインテリジェンス(Intelligence)です。私はリーダーシップとインテリジェンスには親和性があると考えています。 日本ではインテリジェンスという言葉は、単に知能や知性の意味で使われることが多いため、前提がズレないように、改めてこの文章での定義をします。 (定義)...

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リーダーシップ往復書簡 016

  リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第1回目はパブリックリレーションズ(Public Relations、以下「PR」といいます。)です。私はリーダーシップとPRには親和性があると考えています。 日本では、PRという言葉は、単に宣伝であったり広報であったりの意味で使われることも多いため、前提がズレないように、まずは公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会のPRの定義を2つご紹介します。 (定義1) 「パブリックリレーションズ(Public...

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リーダーシップ往復書簡 015

  最近の私は、ビジネスの成功要因の大きな要素の一つに、「アクティブ」かどうか、を挙げています。 私は、経営戦略を立案したり予実管理をしたり、いわゆる経営企画の仕事を長くしていたからか、このシンプルな答えに行き着くまで、少し遠回りをしたように思います。 これは私だけではないと思いますが、職業人として、経営戦略を立案する人の多くは、あたかも自分が全知全能の”神”のように、自分が立案した戦略がハマって、顧客や組織が思い通りに動いてビジネスが成功することを期待する傾向にあると思います。...

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リーダーシップ往復書簡 014

  私は、マネジメントを経営管理など「人を管理するスキル」、リーダーシップを主体性・夢や共感など「人を導くスキル」と定義し、大別して説明しています。 今後、人工知能などのテクノロジーの進化によって、この2つに大別したマネジメントとリーダーシップの重要度はどのように変わっていくでしょうか。 私は、リーダーシップは、マネジメントよりも、遥かに重要性が増していくと考えています。 理由は簡単で、テクノロジーの進化によって、マネジメントは効率化が進みますが、同時に、一般化・コモディティ化も併せて進むからです。...

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リーダーシップ往復書簡 013

  毎日、朝から晩まで人と会っていると、非言語コミュニケーションの情報量の多さを感じずにはいられません。 その人と会うときのテーマとは全く違って、多くの話をしなくとも、個人であれば、今、その人がおかれている状態、その人が歩んできた人生から来る自信や人としての器の大きさ・器量などが見えてしまいます。 組織であれば、そこに帰属する人たちの喜怒哀楽、不安、そして、希望や熱量なども伝わります。...

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リーダーシップ往復書簡 012

  一般的に、社歴の浅いスタートアップ企業は何ごとにもポジティブでリーダーシップ優位で、社歴の長い衰退企業は何ごとにも官僚的でマネジメント優位です。 しかし、スタートアップ企業に、衰退企業のような政治的な要素や官僚的な要素が現れないということではありません。 スタートアップ企業が衰退企業のようになってしまうとき、それは、大別すると、社員(幹部社員含む)の変容とトップ(社長)の変容の2つがあると思います。 まずは、社員(幹部社員含む)の変容を記載します。...

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リーダーシップ往復書簡 011

  私が経営する株式会社スーツは、プロ経営者の育成と中小企業市場の活性化に志を持っています。 主たる業務では、時価総額100億円以下のクライアント企業に対して、外部の経営企画室のような立ち位置で、プランニングに留まらず「実行」まで行う経営支援をしています。 このような業務を遂行していく上で、不可欠な能力は、リーダーシップです。...

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リーダーシップ往復書簡 010

  活動量の多さだけが「売り」の私には、大小さまざまな夢があります。 例えば、経営支援をする株式会社スーツでは、プロ経営者の育成、中小企業市場の拡大・生産性向上や具体個別のクライアント企業のバリューアップが目標です。 キャリア教育事業等を行う一般社団法人スクール・トゥ・ワークでは、高校就職ルールの改善、早活人材(非大卒人材)へのキャリア教育&定着・活躍支援などが目標です。...

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リーダーシップ往復書簡 009

  成人発達理論を勉強すると、発達段階が高度になることが、必ずしも幸せなことではないとあります。そして、その理由は、発達段階が高度になればなるほど、突きつけられる課題がより過酷なものになるからとあります。 確かに発達段階が高度になればなるほど、突きつけられる課題がより過酷なものになるということは、そのとおりだと思います。...

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