リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。

第1回目はパブリックリレーションズ(Public Relations、以下「PR」といいます。)です。私はリーダーシップとPRには親和性があると考えています。

日本では、PRという言葉は、単に宣伝であったり広報であったりの意味で使われることも多いため、前提がズレないように、まずは公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会のPRの定義を2つご紹介します。

(定義1)
「パブリックリレーションズ(Public Relations)とは、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団)との望ましい関係を創り出すための考え方および行動のあり方である。」

(定義2)
「パブリックリレーションズとは、組織体とその存続を左右するパブリックとの間に、相互に利益をもたらす関係性を構築し、維持するマネジメント機能である。」

この2つの定義を読まれてどのように思われたでしょうか?

まさに、これぞリーダーシップの考え方だと、私は思うのです。

日本ではPRは宣伝や広報のように一方的な情報発信(なお、広報の対義語は広聴)のように捉えられがちですが、前述のとおり、PRの定義には、(1)パブリック(社会性・公共性)、(2)組織と社会の関係性、(3)中長期的な関係性、(4)相互作用、(5)「考え方」だけでなく「行動のあり方」が含まれており、まさにリーダーシップと読み替えられるような内容だと思います。

リーダーシップについて疑問がある、質問をしたいという方がいらっしゃいましたら、コメントや個別にメッセンジャーでご連絡ください。

また、コメントも大歓迎です。もし興味ある人いれば、これを酒の肴に一杯やりましょう!

 

 

【Q.16】
社会の中で、どのような人が優れたリーダーシップ・スキルを発揮しているのでしょうか?
事例を交えて教えてもらえればと思います。

 

<コメント>

優れたリーダーシップ・スキルを発揮している人は、様々な業界で様々いるのですが、ここではリーダーシップを職業にしている人を紹介したいと思います。

リーダーシップのプロフェッショナル。

それはズバリ政治家です。

政治家とは、世の中を良くしたいと考える人が選挙に立候補し、民衆に対して政策を訴え、支持を集め、民衆に選ばれた人がなる職業です。

昨今のニュース番組を見ていると、政治家がリーダーシップのプロフェッショナルであることをすっかり忘れてしまいそうですが、政治家の生き方とはリーダーシップそのものなのです。

ほとんどの政治家は、毎日、早朝から深夜まで政治活動をしています。そして、声なき声を拾い集め、法律の隙間に落ちてしまったような社会的弱者を救済するために、日々、人に会って話を聞き、解決のために奔走するのです。

政治家は、一般的に、問題解決をその場で行います。これもリーダーシップの型の一つだと思います。すぐに対応することで、相談者を尊重していることを伝えるとともに、同時に、自分の影響力の強さを誇示するわけです。

また、政治家は、法律を作ります。政治家は、既存の法律だけにとらわれることなく、倫理観を持って、世のため人のために、新しい行動規範、つまり社会が求めるルールを作るのです。

今の日本では、大きく利害が対立するような政治的な主張をしても身体的な危害を受けることはまずないでしょうが、時には反対派の人に狙われることもあるわけです。まさに暗闇の中でたいまつを持って進むリーダー。これが政治家なのです。

最近の政治家でピンと来ない人は、過去の偉大な政治家からリーダーシップを学ぶと良いと思います。エイブラハム・リンカーン、ジョン・F・ケネディ、ネルソン・マンデラや田中角栄などがオススメです。

 

 

※この記事は、2020年2月7日付Facebook投稿を転載したものです。

株式会社スーツ 代表取締役 小松 裕介

 2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、JASDAQ上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。