執筆者 株式会社スーツ | 12月 8, 2023 | メッセージ

ーーインターンをやってみようと思った経緯について教えてください
渡辺:
スーツでインターンをする前の話になるのですが、大学1年生の12月から、大学のOBの方が経営しているIT系の会社で、エンジニアとしてインターンをしていました。具体的にはプログラミングやアプリの設計などをしていました。
ーー初めて聞きました笑 エンジニアだったんですか笑
渡辺:
はい笑 通っている学部で1年時にプログラミングが必修だったこともあり、当時はプログラミングを極めていきたいと思っていました。しかし、業務をしている中で、自分には合っていないかなと感じる時があり、また、もう少し違う仕事もしてみたいと感じることがありました。
その後、大学3年生になって、このままではいけないなと感じている中で、コンサルティング系の会社でインターンをしている友人と話す機会がありました。その友人と話している中で、コンサルティングの業務について知り、私が通っている大学でもコンサルティング会社に就職する学生が多くいたこともあり、この業界に興味を持ちました。
進路としても、コンサル業界は一つの志望先でしたので、就活を始める前に、業務内容をある程度知っておきたいなとも考えていました。そこでWantedlyでコンサルティング会社を探し始めた、というのが大まかな経緯になっています。
ーースーツ社に決めた理由を教えてください
渡辺:
Wantedlyに、「まずは話を聞いてみたい」という機能があり、この機能を使って、社長の小松さんと話をする機会をもらいました。小松さんから聞いた優秀な先輩インターン生の話の中で、その人が財務に興味や知識を持っていたこともあり、上場会社のCFOとのミーティングにも同行させていた、というものがありました。
インターンで、クライアントの経営陣と話す機会があるというのは、コンサルティング会社で長期インターンを行っている他の友人からも聞いたことがありませんでした。
私自身、学生でいられる時間が残り少なかったこともあり、次のインターンをするところでは、他の学生が経験できないことを経験したいと思っていました。このような理由から、スーツでは、やる気と力が認められれば、貴重なチャンスを得られると思い、その点にぐっと惹かれました。
小松さんの聡明さやコミュニケーション能力の高さ、人柄の良さなどにも好感を持ちましたので、スーツでインターンをしようと決めました。

ーー入ってみて特に印象に残っていること、感じたことを教えてください
渡辺:
入ってみて感じたことは、主に2つあります。1つ目は、学べる業務の多様さです。スーツに入る前は、2社で長期インターンをしていましたが、主にエンジニアとしてプログラミングやアプリの設計、HPの作成など、決まった部署に配属され、そこで雑務の仕事が多くありました。しかしスーツでは、コンサルティング業務、法務、マーケティング業務など幅広い知識を身につけることのできるところが他のインターンとは違うと感じています。勉強することは勿論多々ありますが、会社がどのように動いているのかを学べますので、勉強したことが無駄になることはないと感じています。
様々な業務を行う中で、自分の得意なことや苦手なことが明確になり、長所や短所も認識できた、ということもありました。
2つ目は、責任感を持って仕事をする経験を積める、ということです。今まで行ってきた長期インターンでは、アルバイトのような補助業務を行うにとどまってきたため、内容が単調だったり、仕事の期日が明確に決まっていなかったなどの理由から、なんとなく仕事をしていることが多々ありました。しかしスーツでは、社員のメンバーと同様の業務を責任感持って行うことが求められるため、作業の正確さやスケジュール管理能力が高いレベルで求められます。特に逆算して思考を行う経験、それによって得られた管理能力は、業務を離れた日常生活においても活用する機会が多いと感じています。
ーー会社の雰囲気や働いている人について教えてください
渡辺:
会社で働いている人は、優しく、コミュニケーションを積極的にとってくださる方が多いと感じています。年齢は20代〜60代と幅広く、多様な年齢やバックグラウンドを持った方々と一緒に働くことができるので、勉強になることがたくさんあります。これまで学生として比較的狭い世界で生きてきた私にとっては、様々な世界を学ぶ機会が多くあり、知っている世界の幅が少し広がったのは貴重な経験でした。
また、社長、副社長、CFO、社員さんとの席が近いので、各専門知識を持ったプロフェッショナルの方々と密にコミュニケーションをとって働くことができる場所は、他のインターンではあまりないことだと感じています。

ーー実際にやっている仕事を教えてください
渡辺:
現在は、定型的な仕事と非定型の仕事をともに行っています。
定型的な仕事の方は、マーケティングの業務になります。スーツ社では、2023年9月27日より、経営支援クラウド「Suit UP」α版をリリースしました。私はこのサービスのマーケティング部署の業務を担当しています。主に、顧客データベースの管理や、お客様へのメール対応などを行っています。
非定型の仕事は様々あるので、明確に「これ」と言いづらいところはあるのですが、例えば、アタックリストの作成や、SNSで発信している記事の作成、市場リサーチなどをしています。
ーーこれまでの業務の中で印象に残っていることを教えてください
渡辺:
これまでの業務の中で印象に残っていることは、クライアントのプロキシーファイト(委任状争奪戦)の案件に関わったことです。プロキシーファイトとは、株主総会で、経営陣と経営陣に反対する主要株主が、一般株主の委任状を争奪するというものになります。インターン生でこのような業務に関わるケースは他のインターンでは例がなく、是非プロジェクトに参加したいと考えたため、チームに入るために、会社法やプロキシーファイト、クライアント企業のIR情報などを必死に見て勉強しました。その甲斐もあって、小松さんやクライアントの方々から了承を得て、業務に参加することができました。実際に行ったことは、一般株主の方々を訪問し、現在の会社の状況や争点を説明することです。期間中は毎日朝9時からクライアントの経営陣との定例会を行い、その後、夜の20時ぐらいまで、様々な株主の方を訪問しました。体力的にも大変だと感じましたが、これまでに経験したことのない業務に対する刺激と、大きなやりがいを感じました。
クライアントの経営陣の方々と学生が話したり、一戦力として数えてもらい重要な業務を任されたり、株主と実際に話したりするというのは貴重な経験であり、この経験が今後のキャリアにも大きく役に立つと思っています。

ーーこれまでの業務の中で一番やりがいを感じたことを教えてください
渡辺:
これまでの業務の中で一番やりがいを感じたことは、先ほど挙げたプロキシーファイトの案件も当てはまりますが、別案件で考えると、メールマーケティングにおける配信メール文を作成したことです。カスタマージャーニーマップを作成しながら、どのタイミングでどういった文章を含んだメッセージを作成すれば良いのか考えながら、200通ほどのメール文案を小松に確認してもらいながら作成しました。
文章を作成することが苦手だったこともあり、完成するまで多くの時間がかかってしまいましたが、最後まで責任感をもって一人でやり切れたことには、大きなやりがいを感じました。また、この経験が糧となり、どんなに大変なことでも最後までやり切れる強さや自信を身につけられたと思います。
ーーインターンをしてみて、就活に活かせたことを教えてください
渡辺:
インターンをしてみてよかったことは、2つあると思います。
1つ目は、物怖じせずに面接官と話すことができることです。スーツでインターンをしていると、上場企業の経営者の方とお会いしたりお話したりする機会もあります。そのため、自分より年上の方や、普段お会いできないような高い役職の方と話す際でも、あまり緊張しなくなりました。ですので、面接の際もその点は有利になったと思います。
2つ目は、長期インターンの経験から、他の人とは違う視点で話すことができるようになったことです。会社の規模が大きくなると、集団面接が多くなります。長期インターンをしている他の学生の話を聞いていると、「〇〇%コスト削減しました」「〇〇%収益を向上しました」という話を多く聞きます。皆同じような話が多い一方、スーツでは様々な仕事をする機会がありますので、長期インターンの話をする時に、引き出しが多くなる点が良いところだと思います。例えば私は、とある企業の最終面接の際に、取締役の方々にプロキシーファイトの案件の話をしました。面接官の方々も経験したことがない業務だったとのことで、関心をもって話を聞いてもらうことができ、内定に繋がったと思います。

ーーインターンをしてみて他にも良かったと感じることがあれば教えてください
渡辺:
自分の中の世界を広げることができたことです。他の長期インターンと比較して、多様な方々にお会いすることができました。社内でも、年齢やバックグラウンドの異なる方が多いので、様々な話題を話す機会が多くあり、自分が知らない世界を体験することができました。
また、社長の小松さんは交友関係が広く、様々な業界、役職の方々とお会いすることができたのも、貴重な経験であったと感じています。エンターテイメント業界の重鎮の方、上場企業の社長の方など幅広い年齢や専門分野の異なる人とお話できる機会は、大学を卒業して大企業に行ったとしても、なかなか経験できないことではないかと考えています。
ーー学業や私生活との両立はどうでしたか?
渡辺:
学業と私生活については、両立できると思います。基本的にスーツは、学業や私生活を優先してくれます。具体的には、自分がシフトに入れるタイミングを事前に相談しておき、その中でスケジューリングをしてもらうという流れです。
去年からスーツで長期インターンをしていますが、授業を休んでまで仕事をするように強要されたことは一度もないので、安心してもらって大丈夫です笑
私生活では、私は、大学4年生になるため、旅行もしたいと思い、最後の夏休みは海外に行きました。2カ国1週間ずつ行っていましたが、リモートでの仕事もなく、旅行も満喫して帰ってくることができました。ですので、スーツのインターンでは、仕事と学業、そして私生活も同時に充実させることができると思います。
ーー本日はインタビューありがとうございました!

東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301
執筆者 株式会社スーツ | 7月 13, 2023 | メッセージ

ーー梅雨の蒸し暑い時期が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は、当社の技術顧問である榊剛史と、当社のCTOである上原尚とに、当社のプロダクトである「Suit UP」について対談してもらいました!
世界的AI研究者である榊博士と、当社以外でもCTOとして各種プロダクトの開発をリードしてきた上原CTOには、「Suit UP」がどう見えているのか、率直な意見を聞いております!
*****
高橋:
お二人とも本日はよろしくお願いします。早速ですが、現在開発中のプロダクトである「Suit UP」に関してどのようなプロダクトであると考えてらっしゃるのでしょうか?
上原:
本日はよろしくお願いします。

「Suit UP」ですが、一言で申し上げると、一般的なタスク管理ツールの上位互換、になっていると思います。
とりわけ、組織情報をタスク管理ツールに加味しているところが新しく、組織構造の変化や入退社者の情報がプロダクトに反映されることによって、承認権限者などを自動的・動態的に変化させることを可能にしています。
「Suit UP」の他の特徴的なポイントとしては、「トップマネジメントの視点」から作られているプロダクト、ということが挙げられると思います。
タスク管理ツールを、現場レベルからの導入を前程にしたプロダクトとすると、一部の部署では上手くいく一方、一部の部署では上手くいかず、結果、全体としても失敗に終わる、というケースが発生します。
このため、タスク管理ツールについては、トップマネジメントからの導入を前程として作り、実際にそのように導入していくのが望ましいと考えています。そしてそれを実現しているのが「Suit UP」です。
最後にもう一点付け加えると、個人タスクの履歴から、個人や部署を比較しながら、タスクの消化状況を比較できるところや、ベストプラクティスを探していけるといった点が新しいところだと感じています。
高橋:
ありがとうございます。榊先生、続けてお願いします。
榊:
本日はよろしくお願いします。

「Suit UP」ですが、レッドオーシャンの中でブルーオーシャンを探しているプロダクト、という印象を持っています。代表的な例で言うと、Slackのようなツールです。
Slackですが、当時すでにチャットツールというものは世に広まっており、普通に考えるとレッドオーシャンの状況でした。しかしSlackは敢えてそこに切り込み、現在ではチャットツールのスタンダードとして確立しています。
タスク管理ツールも既にいくつか有力なプロダクトが出てきてはいますが、その多くは、実はエンジニアのタスク管理の中から生まれてきたものであり、エンジニアの文化に縛られずに様々なケースで使える、という条件を満たしているものはまだ誕生していない認識です。
そのため、一見レッドオーシャンの市場の中に、ブルーな領域があるのではないか、と考えています。
エンジニアのタスクのように、しっかりタスクが切り分けられている職種ではなく、タスクがまだぼんやりしているところに管理を組み込める、としたら全く新しいものになると考えています。
高橋:
お二人ともありがとうございます。それでは続きまして、作業としての「タスク管理」を「タスク管理ツール」にすることの難しさがどのようなところにあるのかを教えていただけますでしょうか?
上原:
既存のタスク管理ツールの特徴の一つとして、自由度が高いということがあるのですが、実は自由度が高すぎると、ユーザーの使いにくさに繋がる、という問題が生じます。「何をどうすれば良いのか分からない」「どこから手をつけて良いのか分からない」といったようにです。そのため「Suit UP」においては、自由度を下げる、ということと、使い勝手を上げる、ということとの両立を目指して開発を進めています。
ここで、使い勝手の良さを上げるために、多くのユーザーにとって既知のプロダクトであるExcelに近い操作感を目指しているのですが、実はこれが非常に難しいと感じています。
流石は世界中のユーザーに数十年も愛され続けているプロダクトでして、普段我々が何気なく使っている複数の行やセルをまとめて追加・編集・削除するような機能を実装するのも実際にはかなり難度の高い作業になります。
Excelは凄いな、と日々感じながら作業をしています笑
高橋:
ありがとうございます。Excelの凄さは、エンジニアの皆様の普段の苦悩の様子から自分もやっと理解できるようになってきました笑 それでは榊先生、続けてお願いします。
榊:
「一般的なタスク管理ツール」というものを作るのは実際にはとても難しいことだと思います。異業種についてはもちろんですが、同業種であっても、会社ごとにタスクの切り分け方が様々だからです。
これまでも、特定業種向けや自社向けのタスク管理ツール、というものは比較的上手くいっていた一方、汎用的なものについては現在にいたっても「これ」という特定のものは存在していません。
先ほど少し触れました「Slack」によってチャットツールの基準は確立されました。「Suit UP」はタスク管理ツールのスタンダードになろうとしていますが、そこが難しく、またそこを成し遂げることができれば非常に有力なツールになると思います。

高橋:
ありがとうございます。続きまして「Suit UP」の強みに関して、特にUXの部分を中心にお話頂ければと思います。
上原:
やはり「Excelの使い勝手」+「低い自由度」を両立させることで、ユーザーにとにかくやさしい、というところだと思います。
榊:
ExcelっぽいUIは確かに大きな強みだと思います。多くの方が知っているExcelやGoogleスプレッドシートの使い勝手ですが、実際にはこの再現はハードルが高く、Googleをもってして、ようやくExcelに近いものを作ることができた、というレベルです。逆に言うと、誰もが望んでいるExcelっぽい使い心地を実現しているプロダクトは、実は自分の知る限り、今のところ上記の2つしかありません。これを自分たちの特殊ツールに落とし込めたとしたら強みになると思います。
高橋:
ありがとうございます。それでは続きまして、「Suit UP」をどのような会社に使ってもらいたいとお考えなのか伺えますか?
上原:
少人数の会社は一般的には関係が密でコミュニケーションが活発、というイメージがありますが、実はコミュニケーションが不活発な現場を見てきました。特に、他の職種のメンバーの仕事が理解できていない場合にこの傾向が強くなり、コンフリクトが生まれてしまう時があります。
「Suit UP」は各部署のタスクを整理して表示することができますので、他の部署の仕事に関しても「こういうことをしているんだ」と。仲間の理解が進むことで、より社員の皆様に良い環境になっていくのではないかと思います。
榊:
個人的に気になっているのは、私自身も当事者なのですが、アカデミック業界です。
実はアカデミック業界といえど研究ばかりしているわけではなく笑、授業の準備や学会報告など、多様なタスクが発生しています。しかし、それをツールで行うのではなく、頭の中で管理してしまっているケースは多いと感じています。このため、アカデミック業界の生産性向上に繋がるのではないかと考えています。
他には教育現場などでしょうか。
教師の方の業務の大変さは最近になって理解が進んできましたが、可視化できれば、その大変さがより理解でき、先生と保護者の方とのコミュニケーションの向上につながると考えています。

高橋:
ありがとうございます。それでは続きまして、「Suit UP」が普及していく中で、社会にどのような良い影響を与えることができるとお考えですか?
上原:
部署内と部署間、あるいはプロジェクト内とプロジェクト間のタスクが連携していくことになりますので、会社全体のタスクの繋がりが見えやすくなります。ナレッジの共有も進むことになると思いますので、仕事がよりスムーズになっていくのではないかと考えます。
榊:
いわゆる「DX」が進むのではないでしょうか。最近ではAIがトレンドではありますが、これまでもことあるごとに「IT化」という言葉は登場してきました。しかしながら実際のところ、日本の生産現場ではIT化は進んでいないところも多いです。一つの要因として、現場が許してくれないから、というものがあると思いますが、トップマネジメントから入れていく前程を持つ本プロダクトが浸透していけば、IT化の進展に繋がるのではないかと考えます。
上原:
榊先生のお話に付け加えさせて頂くと、ExcelやGoogleスプレッドシートは広く普及していますので、その特徴を持っている本プロダクトは、DXのとっかかりとして良いのではないかと考えます。また、AIとの関係で言えば、タスクや業務フローが明確化されると、AI化できるところ・すべきところ、が明確化されます。このため、AIの導入の前程としても活用して頂けるのではないかと思います。

高橋:
ありがとうございます。それでは続きまして、ChatGPT(AI)が仕事でも活用されるようになってきている中、今後、AIによって働き方はどう変わっていくとお考えでしょうか?
上原:
開発の現場からお話すると、AIが実際にプログラムを自動生成してくれるようになっていますが、結論、正しくない場合があります笑
ですので、間違ったコードに気づけるかどうか、という、結局は本質的な力をつける必要があります。
また、プログラムをどう使うか、どう利用できるのか、という、読解力に近い能力がより求められてきていると思います。とりわけ、プログラムをAIが書くようになる一方、コミュニケーションの部分が相対的な作業量としては増えていますので、その部分で力を付けていけるかが大事だと考えています。作業を依頼する側のニーズの本質的な理解が求められますので、本当にエンジニアリングで対応すべき課題なのか否かの判断といったところから、しっかり対応していくことが求められていくと考えます。
榊:
ネガティブに言えば、ホワイトカラーの格差が大きくなると考えます。よく言われることではありますが、AIがやってくれるところが増える一方、これまでその仕事をされていた労働者の方は代替されてしまう。
一方で、考えられる人は時間を有効活用できるようになり、本質的な課題を見つけやすくなり、そこに力を入れられるようになるというプラスの影響があると思います。
高橋:
ありがとうございます。それでは続きまして、榊先生、せっかくの機会ですので、直近のAIのトレンドについて教えてください。
榊:
AIですが、過去に何度かのブーム、というものがありまして、2012年〜2013年頃から第三次ブームが始まりました。具体的には、AIが画像を理解できるようになってきた、という段階です。この頃の中心的な課題は、人間の認知機能の模倣、というものです。
そして、2017年以降は、まさに今話題になっている生成系の領域が中心になっています。今や第三次ブームから第四次ブームに入ったとも言われています。これは人間の認知機能ではなく、脳の動きの模倣を目指しているものです。
一方、研究分野としてはAIは非常に大きなコストがかかる、サイズの大きなものになってしまいました。汎用のスパコンでも学習に数年かかるためAI学習専用のスパコンが必要になる、といった状況です。お金について言えば、数百億とか。そのような投資サイズになる研究対象はこれまで物理学の一分野のみ、とかでした。必要となる研究者の数も多く、ChatGPTに関するペーパーには、数百人くらいで作られたものもあります。このため、限られた人・組織しか取り組めない研究分野になりつつあります.規模が大きく、一部の人しか取り組めないということは、これまでのアプローチでできることの限界に近づきつつある、ということかもしれません
一方で、人間の思考は脳からのみ生まれるのではなく、身体からきているのではないか、といった考え方から、新しいAI研究のアプローチが生まれるかもしれないとは考えています。こういった考え方を専門用語で「身体性」言うのですが、テキストから得られた情報を処理するだけでなく、身体を介した認知過程の存在を前程とすることで、全く違うものが生まれるかもしれない、という気づきです。
AIという言葉は、実は1950年くらいから存在していますが、しかし時代によって指示対象となっているものは変遷しています。人間の知的活動自体が定義されきっていないためで、そこの定義が変わることで、今後もAIは変化していくものだと思っています。
高橋:
ありがとうございます。それでは続きまして、上原さん、直近のエンジニアのトレンドについて教えてください。
上原:
先ほどのお話とも関係しますが、コミュニケーションの重要性がエンジニアの仕事においてますます高まっていると思います。AIをはじめとするツールの発達によって開発のスピードは上がっていますので、そのサイクルをどう円滑化するか、が大事になってきていると感じます。
また、AIの発達によって、エンジニアはいなくなっていくかもしれません。というよりも、今とはエンジニアの定義が変わっているかもしれない、と考えたりもします。
近年では、ビジネスサイドの方にもエンジニアに近い知識が求められてきていると考えていまして、両者は従来よりも近寄ってきている気がしています。
高橋:
お二人とも本日はありがとうございました。
榊・上原:
ありがとうございました。
株式会社スーツでは一緒に働く仲間を募集しています
東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301
執筆者 株式会社スーツ | 5月 9, 2023 | メッセージ

ーーだんだん暑くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、スーツに技術顧問として就任された、AI研究の第一人者※でもある榊剛史(さかき たけし)博士にインタビューをおこなってきました。弊社のプロダクトである「Suit UP」の可能性についてはもちろん、今後のAIと人間の仕事との関係など幅広く聞いてまいりましたので、どうぞお目通しください!
※2020年中国・清華大学による「世界的AI研究者2000人」に選出される。日本人研究者としては8名のうちの一人。
ーー本日はよろしくお願いします。それでは早速ですが、これまでのご経歴を教えてください。
榊:
修士課程を卒業した後、新卒で東京電力に入社しました。3年ほど勤務した後、2009年に退職して東京大学工学系研究科の博士課程に入学しました。研究活動を進めると同時に、現職であるホットリンクで業務委託を受けていました。
4年ほどかけて博士号を取得した後、1年間東京大学で特任研究員を務めまして、その後、ホットリンクに入社しました。それが2015年になります。
ーーAI研究者を目指されたきっかけを教えてください。
榊:
高校生の頃は「ラジオ部」という名称の部活で、実際はパソコンいじりをしていまして、いわゆるオタクでした笑
ーー初めてお聞きしました笑 そうだったんですね笑
榊:
はい笑 それで当時、オタク界隈で流行っていた「ときめきメモリアル」というゲームにハマりまして、その時、「これ、選択肢を選ぶのではなくて、もっと自由に会話できれば良いのに」と、「しゃべれる恋愛シミュレーションゲームを作ってみたい!」と思ったのが一番最初のきっかけになります。
その後大学に入って、学部の時は前述の夢をかなえるべく、自然言語処理の研究室を希望して無事配属されました。
しかし修士課程では入試の成績で同期に負けてしまいまして、配属されたところが人工知能を研究していた石塚研究室でした。人工知能で有名な松尾先生の出身研究室ですね。そこで松尾先生や東京工業大学の岡崎先生、東京大学の森先生から研究の楽しさを教えてもらいまして、次第に「人工知能研究者」が将来の選択肢に入りました。

榊:
ただ、修士課程の頃は博士課程にいくか迷っていたんですよね。結局そのときは、「今しかできないことをしよう!」と思いまして、新卒で就職することを選びました。
入社当時は、「日本の大企業を改革してやるんだ!」という気持ちが強かったのですが、3年間ほど設備保守の業務をしているうちに「保守業務の最適解は『現状を変えずに維持すること』」であることを痛感しました。改革をする、ということとは真逆ですね笑
「このままでは保守的な人間になってしまう!」という危機感を覚えまして、そこで博士課程に戻って研究者になることにしました。
ーーなるほどありがとうございます。
榊:
まあでも、そのときに一念発起して会社を辞めた一番のきっかけは、当時長年付き合っていた彼女にフラれた勢いから、というものでしたがw
ーーなんと、です笑
ーー続きまして、先生が現在ご興味をお持ちになられていることや研究の内容を教えて頂けますでしょうか。
榊:
「人工知能」、というと今のChatGPTやロボットのようなイメージが強いかなと思いますが、人工知能という分野は本来、「人間の知的な処理の一部を人工的に再現しよう」という緩い目的を共有した、裾野の広い分野です。
その中で、自分は計算社会科学という領域に注力しています。

(弊社CTO上原と)
榊:
計算社会科学というのは、ごく簡単に申し上げると、これまでは小規模な実験・観測データを用いて検証されてきた社会科学分野(社会学、心理学、政治学、経済学など)について、より大規模なデータとデータサイエンス(人工知能技術)を用いて検証していこう、という分野です。
複数の分野が関わる学際的研究分野の一つでもあります。
データサイエンス(人工知能技術)の発展、計算機の発展、大規模データの蓄積、という3つの要素が合わさって、2010年以降に現れてきた分野です。
自分はその中でもTwitterデータを分析して、炎上を初めとするSNS上の情報拡散のメカニズムを明らかにする研究に取り組んでいます。ホットリンクでは、その知見をSNSマーケティングに活用しています。
ーースーツにはどのようなきっかけで参加されることになったのでしょうか?
榊:
スーツの小松君とは同じ高校で、当時から知り合いでした。そこそこ仲は良かったのですが、「とりわけ良かった」というほどでは無かったんですけどね笑
それが、卒業して以降、特に博士課程に戻って以降、たまに飲みに行ったり、ビジネス上で色々な人を紹介してもらったりとしているうちに、高校時代よりも仲良くなったんです笑

(弊社代表小松と)
榊:
そんな小松君から「うちの会社もいよいよプロダクトを作るんだけど、興味ある?」と誘われまして、そこで聞いたアイディアがとても面白そうだったため、「是非」と。そして技術顧問としてスーツにジョインすることにしました。
ーー榊先生の考える「Suit UP」の可能性を教えてください。
榊:
「タスク管理」というのは、これまで様々な人間が取り組んできた課題ですが、未だ良いやり方が定まっていないという、1つのフロンティア(未知領域)だと思います。
タスクの定義や分類というのは、「個々の業界や企業によって異なるので、統一的なシステムで扱うのは難しいよね」と言ってしまえばそれまでですので、統一化に取り組む人が少なかったのだと思います。裏を返せば、もしも「異なる業界や企業のタスクを統一的に扱うことができれば、そこには大きなビジネスチャンスがある」と言えると思います。ベストプラクティスが定まっていないビジネスに正面から取り組んでるという意味で、Suit UPは大きく発展する可能性を秘めていると思います。
ーーSuit UPにAIが導入されることで、どのような進化が起こるのでしょうか?
榊:
ある程度Suit UPの利用データが蓄積されている状態、ということが前提になりますが、人工知能技術が導入されることで、Suit UP上でユーザが行う様々な作業が自動化可能になると思います。
自分が考える人工知能技術の社会実装による貢献は大きく分けて3つあります。
①定型業務の自動化/省力化
②性能向上による売上向上
③意思決定のための仮説検証 の3つです。
Suit UPでは定型業務の自動化/省力化が人工知能技術導入による効果となるでしょう。

(弊社エンジニアチームと)
榊:
それと、これは妄想ですが、タスク管理に関するデータを蓄積することで、タスク管理を専門としたChatGPTのようなモデルを作ることができるかもしれません。
ChatGPTを構築する際に利用された学習データの殆どは、ウェブ上に公開されているデータだと言われています。つまりそれは、ウェブ上にある知識・知見しか扱えないということになります。
一方、Suit UPの目指す「汎用的なタスク管理の方法」については、先ほども述べたように、まだまだ未知の領域になりますので、当然ウェブ上に知見があるわけではありません(もちろん、様々なドメスティックなタスク管理の知見はありますが)。
そういった意味で、ChatGPTでは扱えない領域を扱える、新たな人工知能のモデルを構築できる可能性もあります。
ただ、これは半分くらいはまだ夢物語ですが。
ーー榊先生が「Suit UP」に関与される中で実現したいことはなんですか?
榊:
実は、とても身近なことを実現したいと思っています。ずばり「自分のタスク管理を楽にする」ですね。
私も本職は管理職ですので、普段から業務としてタスク管理を行っています。しかしながら実は自分自身、タスク管理が得意、という訳ではなく、私事として日々苦労しています。
そういった意味で、Suit UPを良いプロダクトにして、ささっと自分のタスク管理にかかる手間を大幅に減らしつつ、その品質を高めたいですね!

ーーAIによって仕事を奪われる、といった話を良く聞きますが、テクノロジーと共存していくためにはどのようなことが必要になってきますでしょうか?
榊:
この話題は、AI領域に限った話ではなく、テクノロジー全般の話として、これまでも生じてきたものかなと思います。新たなテクノロジーが生じれば、それに応じて仕事のやり方が変わり、それについていけない人が「テクノロジーによって職を失う」といったものです。もう少し抽象度を上げていえば、単純に外的要因によって引き起こされる仕事の変化についていけなかった、ということになるかと思います。
ですので、基本的には、「AIに限らず、外的要因により仕事の変化はいつでも起こり得る」ということを意識して、それが起きたときに仕事の変化にフォローアップしていくことが重要だと思います。
もしその変化が新たなテクノロジーによるものであるならば、「そのテクノロジーを積極的に試し、必要に応じて仕事に取り入れていく」というのがベターなプラクティスになるかと思います。
ざっくり申し上げると、「新しいテクノロジーが出てきたら、すぐに試して仕事に取り入れることを検討する」というのが、テクノロジーとの良い共存方法かと思います。
ーーAIが普及していく中で、ビジネス現場はどのように変化していくとお考えですか?
榊:
今後数年は、ホワイトカラーの中での格差が大きくなると思います。
具体的に言うと、人工知能技術を使いこなせる人たちは、従来よりも数倍の業務をこなして恩恵を受ける一方、人工知能技術を使えない人たちはこれまでと同じ恩恵を享受できなくなってしまうと思います。先ほどと同じ話ですね。人工知能技術によって引き起こされる仕事のやり方の変化に、「ついていける人」と「ついていけない人」で効率に大きな差が出てくると思います。いわゆる「the rich get richer」みたいな話ですね。
ですので、ビジネスパーソンとしては、その変化に必死に食らいついて行くことが重要だと考えています。
ただ、格差が大きくなった後は、社会の制度や仕組み自体が変わっていく可能性があると思います。自分はそのあたりは全く専門ではないので、その先の変化については、私自身、他の研究者の方から学んでいくなどしていきたいと思います笑
ーー本日はありがとうございました!
 |
技術顧問 博士(工学) 榊 剛史
2006年東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。電力会社での勤務の後、2009年東京大学工学系研究科技術経営戦略学専攻入学、2013年同博士課程修了。
2014年に東京大学特任研究員着任、2015年より株式会社ホットリンクならびに東京大学客員研究員。2022年より立教大学兼任講師。専門はウェブマイニング、計算社会科学。言語処理学会、人工知能学会各会員。2020年中国・清華大学による「世界的AI研究者2000人」に選出。
2023年3月より当社技術顧問に就任。 |
株式会社スーツでは一緒に働く仲間を募集しています
東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301
執筆者 株式会社スーツ | 5月 9, 2023 | メッセージ

ーーようやく暖かくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、スーツ社のカスタマーサクセス課で「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」を担当する楠本心亮(くすもとしんすけ)さんにインタビューを行ってきました。カスタマーサクセス課での業務内容、また、仕事のやりがい等について話を聞いてまいりました!
ーー楠本さんお疲れ様です! 今日はよろしくお願いします。早速ですが、昨日の夜も麻雀でお忙しかったのでしょうか?
楠本:してないですよそんないつも!笑 確か・・・昨日の夜は・・・仕事をしていたような気がします!笑 今日は宜しくお願いします。
ーーすみません。気を取り直して笑 それでは早速ですが、スーツ社で新たに開始された「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」についてご説明いただけますでしょうか? スーツ社は従来の経営支援事業から経営支援クラウド事業(SaaS事業)へとシフトしているところかと思いますが、このような状況下で、なぜ今、新たにコンサルティング・サービスを始めるのでしょうか?
楠本:私たちは創業以来、時価総額100億円以下の中小・中堅企業やスタートアップ企業等をはじめとするクライアント企業様に対して、一貫して、経営改革の方法をお伝えし、伴走して、経営支援をしてまいりました。その経営支援の過程で蓄積されてきた経営ノウハウの一つが「全社タスク管理」です。
「全社タスク管理」とは、個人・部署・経営といった各レベルにおいて、会社に関わる全てのタスクを「見える化」し、全社でPDCAサイクルを効率的に回せるようにする、というものです。
この「全社タスク管理」を導入するご支援が、2023年3月に開始した「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」になります。

ーー既存の経営コンサルティング・サービスとの違いはどのようなところにあるのでしょうか?
楠本:これまでの当社は、一般的な経営戦略立案のみを行う経営コンサルティング会社とは違い、何よりも戦略の「実行」を重視した、人材投入(ハンズオン)型の経営支援を行ってまいりました。
その経営支援の過程で、業種や業態、企業の規模等に関わらず、ほぼ毎回同じように経営課題として上がってきていたのが、①組織の定義の必要性、②会議体を中心としたコミュニケーションの定義の必要性、そして③組織全体で業務・仕事を定義し、管理をすることの必要性、の3つになります。
私たちは実際に、この3つを改善し「全社タスク管理」を行っていくだけで、クライアント企業様の業績が大幅に改善していくのを目の当たりにしてきました。
そこで今回、クライアント企業様からの推薦もあって、この「全社タスク管理」を行うための体制を整えることに特化したコンサルティングを提供していくことといたしました。これが今回の「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」になります。
これまで行ってきました、クライアント企業様に合わせて幅広く多様なサービスを実施する経営支援とは異なり、より効果的かつ効率的で、さらに費用対効果を高く、「全社タスク管理」を導入していただくことができます。
「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」では、以下7つのサービスを提供しております。
1.全社タスク管理導入コンサルティング
(1)組織構築コンサルティング
(2)コミュニケーションデザイン・コンサルティング
(3)タスク設定コンサルティング
2.経営理念策定コンサルティング
3.経営戦略策定コンサルティング
4.稟議体制構築コンサルティング
まず、「1.全社タスク管理導入コンサルティング」ですが、「全社タスク管理」を導入するにあたり必要とされる、「組織構築」、「コミュニケーションデザイン」、「タスク設定」の3つのサービスをパッケージしたものになっています。クライアント企業様の状況によっては、「組織構築」は済んでいるものの、他はまだ、といったパターンも想定されるため、それぞれバラバラにご利用いただけるようにもしています。
「全社タスク管理」導入のための体制構築にとって更に前提条件となる、「経営理念」や「経営戦略」の立案、さらには「全社タスク管理」をよりしっかりと運用するにあたり必要となってくる「稟議体制の構築」についても、別途のサービス・メニューを設け、クライアント企業様の状況に応じて、サービスをご選択いただけるようにしました。
組織の構築等を今から始めようとする企業様については、やはりですが、「全社タスク管理」を行う体制をしっかりと整えるためにも、「1. 全社タスク管理導入コンサルティング」をおすすめしております。
○「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」の全体像

ーーありがとうございます。サービスの具体的な内容について伺えますか?
楠本:「1.全社タスク管理導入コンサルティング」は3つのメニューからなっていますが、それぞれにて、組織・コミュニケーション・タスクの「再定義」を行います。
まず、(1)組織構築コンサルティングでは、組織図、業務分掌規程や職務権限規程の作成をすることにより、クライアント企業様の正しい組織構築や再構築を実現します。
次に、(2)コミュニケーションデザイン・コンサルティングでは、レポートライン・定例会議・議事録などの報告ルール、チャットツールやカレンダーツールの整備をすることにより、クライアント企業様の円滑なコミュニケーションを実現します。
最後に、(3)タスク設定コンサルティングでは、経営タスク・部署タスク・プロジェクトタスクなどの設定をすることにより、クライアント企業様が中長期的に実行すべき全社タスクの「見える化」を実現します。
○「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」のまとめ
ーーなるほどありがとうございます。最初の疑問に戻りますが、それでは新しく開始するSaaS事業とはどのような関係になっているのでしょうか?
楠本:当社の経営支援クラウド「Suit UP」は、実際に「全社タスク管理」を行っていただくためのツールになっておりまして、大まかには、「全社タスク管理」を行っていただく前提である組織構築やコミュニケーションデザイン、タスクの洗い出しがほぼ整った企業さまであれば、スムーズに導入していただくことができるようになっています。
一方で、先述しました通り、「組織構築がまだ」や「コミュニケーションデザインがまだ」といった「全社タスク管理」を導入するための体制の整備中のクライアント企業様に関しましては、この新しいコンサルティング・サービスを受けていただき、その上で「Suit UP」を導入していただくことで、より円滑に「全社タスク管理」を実施・運用していただけると考えています。
なお、ここからは宣伝ですが笑、経営支援クラウド「Suit UP」の公式LPでは、事前登録していただけると、本コンサルティング・サービスを無料でご利用いただける特典をご提供しております!
(「Suit UP」公式LP)
https://suitup.jp/lp/tech/pre_a_2301/

ーーご説明と宣伝(笑)ありがとうございました。それでは続きまして、「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」の実施体制について教えていただけますか?
楠本:「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」を行う体制は、以下の4名で行っています。当社代表取締役社長CEOの小松、執行役員の高橋、カスタマーサクセス課の楠本と谷田貝です。
代表の小松とカスタマーサクセス課の楠本を中心にご支援を行っており、執行役員の高橋、カスタマーサクセス課の谷田貝はサポート役として、業務に取り組んでいます。

ーー「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」の導入状況はいかがですか?
楠本:3月6日に「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」を開始しまして、まずはこれまでの当社の業務の中でご縁の出来た企業様を中心にお声がけさせていただき、また、PRTIMESにて、サービス開始のプレスリリースをさせていただいたところです。
サービス開始のご連絡後、すぐに数社からお問い合わせをいただき、ご導入いただいており、ヒアリングや共同作業などを通じて、「全社タスク管理」の導入支援に取り組んでおります。
また、「全社タスク管理」に関するセミナーの方を無料で開催しておりまして、こちらも受講された方からはご好評をいただいております。WEBでのご参加も可能ですので、もしご興味をお持ちいただけましたら是非ご参加いただければと思います(※)。
(※)リンク先は2023年4月4日開催のものですが、今後も開催していく予定です。
https://suits.co.jp/seminar2304/
ーー導入いただいたお客様の反応はいかがでしょうか。
楠本:お客様からは、「会社に関するすべてのタスクが見える化して、管理が用意になった」、「スタッフの役割分担が明確になり、タスクの遅滞や停滞がなくなった」、「社内の情報共有が円滑になり、社内コミュニケーションが活発になった」など、コンサルタントとして嬉しいお言葉を頂戴しております。

ーー「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」の可能性について教えてください。
楠本:「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」を行うことで、中小企業の利益体質の実現が出来ると考えております。
例えば、タスク管理をしていたとしても、部署ごとの役割が曖昧であったり、管理職の権限が決まっていないことで、会社全体の業務効率を損なってしまっている場合があります。
また、会社全体のコミュニケーション・ルールが決まっていないことにより、全てのスタッフに情報がスムーズに伝わっていないようなケースもあります。
当社の新サービスでは、「全社タスク管理」の運用の前提となる組織構築、コミュニケーションデザイン、タスク設定の考え方についての体制構築から実行、さらには当社のコンサルタントが離れても「全社タスク管理」が問題なく運用できるように、スタッフ教育までの全てをご支援いたします。
そのため、クライアント企業様は、最終的には、自社のみで、全社でのタスク管理がかんたんにでき、PDCAサイクルが効率的に回る組織を構築することが出来ます。
ーーありがとうございます。実際に働かれている中で感じるお仕事のやりがいはどのようなものでしょうか?
楠本:「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」での醍醐味は、クライアント企業様の利益体質の実現を間近で体感できる点です。
「全社タスク管理導入コンサルティング・サービス」では、ヒアリングや共同作業などを通じて、組織・コミュニケーション・タスクを再定義した上で、全社的にタスクを管理する考え方や仕組みを提供します。
このため、以前からタスク管理自体はしていたけれども、全社的にタスクを回せていなかった、という企業様にも全社でのタスク管理を容易にしていただけるようになり、PDCAサイクルを効率的に回せる組織へと変化していきます。
クライアント企業様とともに改善を実施していき、PDCAサイクルが効率的に回っていく過程を共に体感でき、さらには実際に利益体質になるところまで一貫して伴走して支援することができる、というところが醍醐味です。

ーー一緒に働きたい人のイメージを教えて頂けますか?
楠本:お客様の視点に立って話を聞ける、傾聴力のある方です。
クライアント企業様によって、所属される業界や業種が異なり、それぞれの企業様にて抱えていらっしゃる経営課題も異なります。
新サービスの目的は、「全社タスク管理」を行うことができる体制作りという同じゴールを達成することですが、クライアント企業様それぞれにおいて解決すべき課題や解決手法は千差万別です。
そのため、私たちは潜在的な経営課題を引き出すためにしっかりとお客様の視点に立って話を聞くことを重視しており、そのような能力に秀でた方とぜひ一緒に働きたいと考えています。
ーー本日はお忙しいところありがとうございました!

株式会社スーツでは一緒に働く仲間を募集しています
東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301
執筆者 株式会社スーツ | 2月 24, 2023 | メッセージ

ーー寒暖の差が激しい季節となっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、スーツのマーケティング部のトップで、CMOを担当する麻生俊幸さんにインタビューをおこなってきました。弊社のマーケターを志してくださる方に望むもの、また、こちらから提供できるもの等について話を聞いてまいりましたので、どうぞお目通しください!
ーーそれでは早速ですが、これまでのご経歴を教えてください。
麻生:私は、代表の小松と同じ大学で先輩後輩の関係だったのですが、学校を卒業した後、国内大手の化粧品メーカーに就職しました。
漫画の「島耕作」が好きで、漠然とキラキラしたイメージの宣伝の仕事がしたいと思い、中でも技術力とブランド力が共に必要とされる化粧品業界を選択しました。
ありがたいことに初配属で宣伝部に所属することもでき、順風満帆な雰囲気を感じておりましたが、現実は甘くはなく、就職氷河期ということもあり、想像していたバブルのような雰囲気は微塵もなかったです。宣伝部の仕事の大半は数字とにらめっこすることでして、島耕作のような世界は、当たり前ですが存在しませんでした(笑)
ーーそれは残念でした。。(笑) 続きをお願いします。
麻生:その後、多くの時間携わったのが、EC事業になります。
事業立案という最初の段階から15年ほど携わらせていただき、事業構築や、PL管理、プラットフォーム構築や決済まで、事業運営に関わる幅広い業務を担当しました。
ちょうどEC化率のような言葉が出てきたり、Web2.0といった言葉が注目されていた時代であり、IT化の黎明期に、現場で深く業務に関与できた経験は、今でもビジネスの現場で自分を支えてくれる力になったと感じています。

その後、40歳になるタイミングで新たなフェーズの仕事にチャレンジしたいと思いまして、マーケティング部門の立ち上げのタイミングにあった上場会社(コンタクトレンズメーカー)に部門責任者として入社し、組織構築や、部門業務の定義づくりから、マーケティング戦略の企画と実行をリードしておりました。
ーースーツにはどのようなきっかけで参加することになったのでしょうか?
麻生:代表の小松は、同じ大学のサークルの後輩、という関係でしたが、実は大学卒業後は全くと言っていいほど、連絡をとっておりませんでした。
ところが、フェイスブックでのつながりの中で、久しぶりに近況報告として2021年末に再会しました。
その際に彼が、現在のビジネスに関する新たな構想について高い熱量と強い意志とで話をしておりまして、その内容にも強い興味を抱いたため、機会があれば一緒に仕事をさせてほしい、と話をしておりました。
その後、こうして実際に参加することになりました(笑)

ーー麻生さんの考える「Suit UP」の可能性
麻生:「Suit UP」は単なるタスク管理ツールの枠を超え、組織、コミュニケーション、タスクの管理を可能とする幅の広さが魅力です。
組織課題として、多くの経営者から出てくるキーワードの中に、「社内の連携、コミュニケーション不足」といったものがあります。
私は、「連携」「コミュニケーション」という単語の裏には、整備しなくてはならない課題がいくつか存在していると思っておりまして、中でも最大の要素は、「組織、コミュニケーション、タスク」の可視化による管理と共有、ではないかと考えています。
つまり、「Suit UP」は漠然とした組織課題を紐解いて、会社全体の事業運営サイクルを良化し、結果として経営改善できる唯一のツールだと思っています。
ただし、ツールはあくまで目的ではなく手段です。
その手段は使い方によって、有効にも、無効にもなりえます。
つまり使い手の利用ハードルを下げることで、サービスの機能を最大限享受していただける、別の言い方をすれば、複雑で難解なプロダクトのせいで利用ハードルが高くなってしまった場合、使い手の方に、それを十分に活用していただけない、ということになります。
よくある例として見受けられるのが、部署や会社単位で有名なツールを入れてはみたものの、組織に根付かず一部の個人だけが活用している、といったケースです。
このような現状を踏まえ、「Suit UP」は、複雑な機能をできるだけ削ぎ落とし、どんな使い手にもかんたんでやさしいユーザー体験を提供している点が最大のポイントです。
難易度の高い経営課題、マネージメント課題に取り組むにあたって、さらに加えて、難易度の高いツールに労力は割きたくないですよね。
その労力を本来の課題に向けていただくことで、クライアント企業様の、ひいては日本経済の生産性の向上につながると確信しています。

ーースーツにおけるマーケティングの仕事のやりがいを教えてください
麻生:大きく3点が当社のマーケティング業務の醍醐味だと思います。
①マーケット規模
②クライアント企業様との距離感
③スピード感
当社はSMB(Small and Medium Business, 中小企業)マーケットをコアターゲットに据えていますが、国内にある中小企業は全企業の99.7%、社数として約420万社と言われています。
世の中によく出てくるニュースはやはりエンタープライズに関するものが多いものの、それは世間で起きているほんのひとつまみの事例でしかありません。
我々のプロダクトは日本を支える大部分の企業をマーケットとするため、マーケティング業務を実行するにあたって必要となる、市場規模のダイナミズムや、検証改善余地の幅の広さ、というところが魅力だと感じています。
また、マーケティング業務の中で私が最も重要だと思う点が、「人間理解」です。
ターゲットという言葉がありますが、同じターゲットに属する人でも、何か行動を移すタイミングは違いますよね。
その裏側には行動を起こす動機やトリガーが必ず存在しており、内面の心理を理解することが最重要であると思っています。
SMBの場合、決済者との接点も作りやすく、密なコミュニケーションもとりやすいという特徴があり、このため、「人間理解」にとって貴重な示唆を与えてくれます。
経営者視点で、課題の本質をキャッチアップしやすくなると同時に、しっかりとその課題に寄り添うコミュニケーションを実現できる、という点が2つ目の魅力ポイントです。
最後に、スピード感です。
これは、ベンチャーですので、社内のスピード感はもちろんのこと、コアターゲットがSMBということもあり、エンタープライズに比べ、キーマンや決済者にアプローチがしやすく、アポから商談、契約までのフローがシンプルかつ、短いリードタイムで成約出来る可能性が高いため、スピーディーなPDCAサイクルが実現可能な点です。

ーースーツの仕事によって得られるキャリアや経験について教えてください
麻生:これは、マーケティング業務のやりがいに通じますが、日本を支える大部分の中小企業が抱える経営課題に接し、キャッチアップできる環境のため、自らの視座を高め、視野を広げられるチャンスが多い点だと思います。
一般的な企業においては、所属する業界や部門の業務の範疇によって、どうしても制限が出てきてしまい、スキルや経験を身につけるための時間が必要となりがちです。
スーツでは、前述のようなクライアント企業様との距離感もあり、非常に重要なスキルや経験を素早く身につけることが出来ると思います。
ーー麻生さんの今後の人生の目標を教えてください。また、そこに至るロードマップと、スーツにおけるお仕事がどのように関係しているのかについても教えてください。
麻生:私は、マーケターとして関わる全ての人の幸せが人生の最大テーマなんです。
キャリアの前半はtoCだったこともあり、所属業界の範疇の中で、顧客という個人単位の幸せの実現を目指していました。
キャリアの後半は、スーツにおける業務を介して、企業という単位で、そこに所属する全ての人の幸せの実現をお手伝いさせていただきたいと思っていますし、その実現を介して日本経済の底上げに必ずつなげていきたいと思っています。
ーー麻生さんがお仕事をされるにあたり、大事にしていることを教えてください
麻生:多面的にバランス感を持って物事を見ることです。
過去と将来、社内と社外、テクノロジーと手触り感などなど、どちらかに偏重した考えによってバランスが崩れます。
そのバランスは、収益、評判、組織、人間関係、体調など様々な面で影響が出てきます。
多面的な視点で物事を見ることで、マーケターとしての懐をさらに広いものにしていきたいと思ってます。

ーー応募者に期待していることを教えてください
麻生:ユーザー視点で自分の意見を発信できることです。
マーケティング手法は、本やネットを介していくらでもインプット可能ですし、一方でその手法が10年先も使えるわけではありません。そのため、「手法」をたくさん知っている、という意味でのスキルセットよりも、ユーザー視点に立てること、及び意見を発信できること、を期待したいと思います。
「人間理解」の話をしましたが、ユーザー視点は人間が介在する業務であれば、いつの時代でも必要なスキルです。
また、チームで仕事をすすめるにあたっては、せっかくの意見を自分の中で温めているだけでももったいないですし、スピード感は出ません。
例えば、鉄は打つことによって、不純物が取り除かれて強くなるといいますよね。
チーム内での意見の発信も同じことです。
多様な意見によって強い組織へと磨かれていきますので、そんなみなさんと仕事をしていきたいと考えています。
ーーありがとうございます! ちょっと話題を変えまして、せっかくの機会ですので、麻生さんの趣味やすきなこと(もの)についても教えてください!
麻生:お酒と筋トレです笑
おじさんの仲間入りをする年齢になって、マリアージュというものがわかってしまい、料理によってお酒を変えて楽しんでいます。
ただ、その反動がすぐに体型に出るお年頃でもあるので、筋トレで体作りをしています。
その非効率性も含め楽しんでいます笑
ーー本日はありがとうございました。最後に、未来のメンバーに向けて一言お願いします!
麻生:「スーツ」という社名から、ドレスコードがあるようなイメージを持たれるかもしれませんが、全くそんなことはなく、参画しているメンバー同士の壁がなく、フラットかつ自由闊達な組織風土が魅力です。
一緒に日本のビジネスの底上げをしていきましょう!
* * *
以上、麻生さんへのインタビューをお送りしました!
社内でも指折りの穏やかな方でらっしゃる麻生さんですが、話し方も柔らかく、内容もこちらに合わせてわかりやすい言葉を選んでらっしゃったのが印象的でした。
スーツや「Suit UP」、さらに麻生さんの率いるマーケティング部にご興味を持っていただけた方は、ぜひ面談にご応募頂けましたら幸いです!
株式会社スーツでは一緒に働く仲間を募集しています
東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301
執筆者 株式会社スーツ | 2月 6, 2023 | メッセージ
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ーー本日インタビューするのは、スーツのプロダクト部のトップで、CTOを担当する上原尚さんです。弊社のエンジニアを志してくださる方に望むもの、また、こちらから提供できるもの等について話を聞いてまいりました!
ーーそれでは早速ですが、これまでのご経歴を教えてください。
上原:まず、私のエンジニアとしての原点ですが、それは高校3年生の時に読んだ「ブラッティマンデー」という漫画でした。笑
ーー初めて聞きました笑
上原:そういえばあまり皆さんに言ってなかったかもしれません笑
内容は、高校生ハッカーがパソコン1台でテロ集団に立ち向かうというものなのですが、読んでいくうちにインターネットの世界に無限の可能性を感じて、そこから興味半分でプログラミングを始めました。最初は簡単なWEBサイト開発から始めて、次にパズル・トランプゲーム等を作るようになり、プログラミングの魅力にどんどんひかれていきました。
そのきっかけから、2009年4月に情報系の大学へ進学し、講義でプログラミング・AI等の基礎を学びました。
大学の研究室では、観光情報の集合知に関する研究に取り組んでいました。また、先輩の立ち上げたベンチャー企業でプログラマーとしてアルバイトもしていて、そこでは、並列分散処理による既存プログラムの高速化対応等をやっていました。
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そして、2013年4月に、新卒で某大手IT企業に入社し、WEB基幹システム開発を担当しながらインフラ周りの業務も学びました。この時に得たスキルや経験は、今でもエンジニアとしての軸になっています。その後、2017年4月にフリーランスとして独立し、2017年7月にシステム開発会社設立と同時に代表取締役社長に就任、同時期にWEBマーケティン グ・コンサルティング会社の技術顧問に就任し、常に開発の最前線に立って活動してきました。
ーースーツにはどのようなきっかけで参加することになったのでしょうか?
上原:2022年1月に、知り合いのCTOからの紹介で代表の小松と会い、現在開発を進めている 「Suit UP」の構想を聞きました。構想とはいっても、抽象的な話ではなく、小松自身がこれまでやってきた経営コンサルの具体的な業務内容の話が大部分で、それをテックのプロダクトに落とし込みたいというものでした。
これまでの経験と照らせば未知の領域ではあったものの、その再現性の高さから、この構想が、IT分野ととても相性が良いものだと感じました。それと同時に、この「経営 × IT」の分野にチャレンジしてみたいと いう気持ちも高まっていき、その後もお互いに意見交換をしつつ、2022年4月に、本格的にスーツに参画いたしました。
ーー上原さんの考える「Suit UP」の可能性
上原:「Suit UP」は、よく他社のタスク管理ツールと比較されるのですが、それら既存のプロダクトとの大きな違いは、「トップダウン型」である点だと言えます。
これまでのタスク管理ツールは、現場から導入されていくケースが一般的でした。ただその場合、現場がそれぞれの考えのもと、導入するツールを決定するために、部署間で利用するツールがバラバラになりがちでした。
こうなると、せっかくタスク管理ツールを入れたとしても、お互いの連携が取れないために、結局は組織全体へ浸透しにくく、経営層が現場を把握できていない状況が発生してしまいます。
それに対し「Suit UP」は、経営層からタスクを分解していき、部署をまたいで、タスクの見える化を行っていきます。トップダウンで最適なタスク分解を行うことで、組織全体の業務効率・経営効率向上を期待できます。これはまさに、スーツがこれまで人手をかけてやってきた経営支援コンサルティングを、「Suit UP」というプロダクトで実現しているのであり、従来のハンズオン型のコンサルティングに比べて、飛躍的に多くのクライアントの方に高品質のサービスを提供することが可能になります。
このプロダクトの広がりとともに、より多くの 企業の経営を改善することができると考えていますし、ゆくゆくは日本経済の生産性向上にも繋がると確信しています。
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ーースーツにおけるエンジニアとしてのやりがいを教えてください
上原:「Suit UP」と他社のタスク管理ツールとの違いで「トップダウン型」をあげましたが、他にも「やさしいテクノロジー」というテーマも掲げています。これは、誰でも簡単に使えるプロダクトという意味であり、一言で言ってしまえば簡単なのですが、これを実現するには、越えなければならない技術的な課題が山ほどあります。
我々は、この課題を一つずつクリアしていくために、これまでの開発ノウハウだけでなく、常に最新のテクノロジーに目を向けて、積極的に導入しています。この「最新テクノロジー」に触れる機会にやりがいを感じているエンジニアは、我々も含めてですが、多いのではないかと感じています。
ーースーツエンジニアチームに参加すると手に入れられるキャリアや技術について教えてください
上原:先ほど述べたように、弊社では最新テクノロジーに触れる機会が多いと思います。これは今後のエンジニアとしてのキャリアを築いていく上でも大切な要素だと考えます。
もう一点、これからのエンジニアは、高い開発スキルはもちろんのこと、コミュニケーションスキルについても、より一層高度なものを求められます。弊社ではエンジニアと非エンジニアとのコミュニケーションを大切にしており、その環境も今後のキャリアに活かせると思います。
例えばですが、弊社では非エンジニアからの気軽な要望や意見をエンジニアが吸い上げられるような体制を作っていますが、非エンジニアからの率直な意見をエンジニアリングの知識に落とし込んで実現する、また、時にはエンジニア側の専門知識をかんたんな言葉に置き換えて非エンジニアに説明する、という手続きには、高度なコミュニケーション能力が必要になります。このようなスキルを身につけ、磨くことができると考えています。
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ーー上原さんの今後の目標を教えてください。また、そこに至るロードマップと、スーツにおけるお仕事がどのように関係しているのかについても教えてください。
上原:私は、今後も新卒エンジニアの頃と変わらずに、常に開発の最前線に立っていきたいと思っています。よく周囲で、経営層へ進むなら、エンジニアリングからは離れるべきといった意見をお聞きすることがありますが、私はそうは思いません。
経営層にいっても現場(エンジニア)を理解するために、エンジニアリングも続けていくつもりです。
ーー上原さんがエンジニアとして活動されるにあたり、大事にしていることを教えてください
上原:これまでの経験で、プロダクト開発を進めていくと開発側のこだわりが強くなり、そのこだわりがプロダクト開発の最優先事項になってしまっていく事例を多くみてきました。ただ、それは正しくないと思っています。
プロダクトは利用されてこそ意味を持ちます。そしてプロダクトの利用者というのは、あくまでユーザーのことであって、我々開発側のことではありません。つまり、最優先にされるべきなのは、常にユーザの声です。それを常に自分自身へ言い聞かせつつ、エンジニアメンバーにも伝えています。
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ーー応募者に期待していることを教えてください
上原:勿論エンジニアスキルが高いに越したことはないのですが、私がそれより重要視するのは、「コミュニケーションスキル」と「開発自体を楽しいと思えること」です。どんなにエンジニアスキルが高くても、コミュニケーションが円滑にまわらないだけで、開発効率がかなり落ちてしまいます。また、開発自体を楽しいと思うことができれば、勉強自体が苦にならず、エンジニアスキルはすぐ身についてきます。
ーーありがとうございます! ちょっと話題を変えまして、せっかくの機会ですので、上原さんの趣味についても教えてください!
上原:年に2〜3回ほどフルマラソンに出場したり、定期的にフットサルや、ゴルフもやったりしています。身体を動かすことは結構好きですね。
ちなみに2022年は、8月に北海道マラソン、12月に那覇マラソンに出場しました!
もし、興味のある方は、ぜひご一緒に。笑
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・弊社代表 小松裕介と
ーー本日はありがとうございました。最後に、未来のメンバーに向けて一言お願いします!
上原:「経営コンサル」「スーツ」と聞いて、硬いイメージを持たれる方も多いと思いますが、社内メンバーは上下関係を気にせずフラットに意見を言い合える環境のもと仕事を行っています。
本当に働きやすい環境だと思いますので、ぜひスーツに参加いただき、一緒に最高のプロダクトを作っていきましょう!
* * *
以上、上原さんへのインタビューをお送りしました!
非常にフランクなお人柄で、始終明るく会話されていたのがとても印象的でした。
スーツや「Suit UP」、さらに上原さんの率いるプロダクト部にご興味を持っていただけた方は、ぜひ面談にご応募頂けましたら幸いです!
東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301