【2026年最新】Office 365(オフィス 365)で利用できるプロジェクト管理ツールを解説!管理機能の詳細も紹介
Office 365には、Microsoft Planner・Microsoft Teams・Microsoft Project・Microsoft To Doといった複数のプロジェクト管理ツールが標準で含まれており、ライセンスの種類によって利用できる機能の範囲が異なります。
Office 365ライセンスに含まれる主なプロジェクト管理機能は以下の通りです。
- タスクのボード管理・担当者割り当てができるMicrosoft Planner
- チャット・会議・ファイル共有と一体化したMicrosoft Teamsのタスク機能
- ガントチャートや工数管理に対応する有償オプションのMicrosoft Project for the web
ただし、Microsoft ProjectはOffice 365の標準ライセンスには含まれず、別途ライセンスの購入が必要です。
利用中のプランによって使えるツールが異なるため、機能比較の前にライセンスの確認が必要です。
本記事では、Microsoft Planner・Microsoft Teams・Microsoft Project・Microsoft To Doそれぞれの機能と対応範囲、チームの規模・用途別のツール選定基準、ガントチャートを使う方法、そしてMicrosoft TeamsとMicrosoft Plannerの連携手順を徹底解説していきます。
- Office 365のプロジェクト管理ツール一覧とライセンスの確認
- Microsoft Planner・Microsoft Teams・Microsoft Projectの機能比較と使い分けの基準
- Microsoft Plannerで対応しにくいケースと補完策
- Office 365でガントチャートを使ったプロジェクト管理
- 自チームに合ったツール構成の選び方
- Microsoft TeamsとMicrosoft Plannerを連携させてプロジェクト管理を始める手順
- Office 365(オフィス 365)のプロジェクト管理に関するよくある質問
- 【まとめ】Office 365のプロジェクト管理ツール選定
目次
- Office 365(オフィス 365)のプロジェクト管理ツール一覧とライセンスの確認
- Office 365に含まれる機能比較と使い分けの基準
- Microsoft Planner(プランナー)で対応しにくいケースと補完策
- Office 365(オフィス 365)でガントチャートを使ったプロジェクト管理
- 自チームに合ったツール構成の選び方
- Microsoft Teams(チームズ)とMicrosoft Planner(プランナー)を連携させてプロジェクト管理を始める手順
- Office 365(オフィス 365)のプロジェクト管理に関するよくある質問
- 【まとめ】Office 365(オフィス 365)のプロジェクト管理ツール選定
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Office 365(オフィス 365)のプロジェクト管理ツール一覧と
ライセンスの確認
Office 365のライセンスには、プロジェクト管理に使える複数のツールがすでに含まれています。
多くのM365プランで追加費用なしで利用できるツールは、Microsoft Planner・Microsoft Teams・Microsoft To Doの3種類です。
Microsoft Projectは別ライセンスが必要な有料オプションで、用途・規模・個人/チームの軸で各ツールの役割が異なります。
2024年以降、Microsoft Plannerはリニューアルされ機能構成が変わっている点も押さえておく必要があります。
タスク管理をエクセルやメールで代替している場合、すでに手元にあるツールを活用できていない可能性があるため、まずはライセンス内容の棚卸しから始めるのが効果的です。
チーム規模別の推奨ツールは以下の通りです。
| チーム規模の目安 | 主な用途 | 推奨ツールの方向性 |
|---|---|---|
| 5人以下 | タスクの共有・進捗確認 | Microsoft Planner(Basic)+Microsoft Teams |
| 10〜30人前後 | 進捗の可視化・担当者管理 | Microsoft Planner(Basic〜Premium)+Microsoft Teams |
| 30人超・複数プロジェクト | 工数管理・クリティカルパス把握 | Microsoft Planner Premium、Microsoft Planner(Basic) 等 |
Microsoft Planner(プランナー):カンバン形式のタスク管理ツール
Microsoft Plannerは、チーム単位でタスクをカード形式で管理するツールです。
2024年のリニューアルにより、旧来の「Microsoft Planner」と「Microsoft Project for the web」が統合され、UIと機能体系が大きく変わりました。
リニューアル後のMicrosoft Plannerには大きく3つのプランが存在し、内容は以下の通りです。
- Basic Plan:従来のMicrosoft Plannerに相当。カンバンボードでのタスク管理が中心
- Premium Plan:ガントチャートや依存関係の設定など、より高度な管理機能を追加
- Copilot Plan:Office 365 Copilotとの連携機能を含む上位プラン
Basic Planは多くのOffice 365ビジネスプランに含まれており、Business BasicやBusiness Standardのユーザーであれば追加費用なしで利用できます。
タスク割り当て・進捗のバケット管理・期日設定といった基本機能は、Basic Planで十分カバーできます。
Microsoft Plannerへのアクセスは、Office 365ポータルのアプリランチャーから「Microsoft Planner」を選択するか、Microsoft Teams内のタブから開く方法が一般的です。
Premium以上はアドオン契約が必要です。Basicの守備範囲を一度試してから上位プランを検討するのが現場の鉄則ですよ。
Microsoft Teams(チームズ):コミュニケーションを軸にしたプロジェクト連携
Microsoft Teamsは、チャット・会議・ファイル共有を一元化するコラボレーションツールです。
単独のプロジェクト管理ツールではありませんが、Microsoft PlannerやSharePoint・Microsoft OneNoteなどをタブとして埋め込めるため、プロジェクトの「ハブ」として機能します。
SharePointはファイルの共有・版管理に、Microsoft OneNoteは議事録や仕様メモの蓄積に活用されることが多く、どちらもMicrosoft Teamsのタブから直接アクセスできます。
実務での代表的な使い方は以下の通りです。
- プロジェクト専用チャンネルを作成し、関連ファイルや会議録を集約する
- Microsoft PlannerボードをMicrosoft Teamsのタブに追加し、チャットとタスクを同じ画面で管理する
- 会議後にアクションアイテムをそのままMicrosoft Teams上で割り当て、Microsoft Plannerと同期する
Microsoft Teamsだけでプロジェクト全体を管理しようとすると、タスクの進捗が会話に埋もれる課題が生じやすくなるため、Microsoft Plannerとの連携を前提に設計するのが実運用では現実的です。
Microsoft Teams単体ではタスクが流れて消えがちです。プロジェクト用チャンネルにMicrosoft Plannerタブを足す一手間が、後の検索コストを大きく下げますよ。
Microsoft To Do:個人タスクの整理に特化したツール
Microsoft To Doは、個人の日次タスクや短期的なやることリストを管理するツールです。
チームへのタスク共有や進捗管理には対応しておらず、あくまで個人の作業整理を目的としています。
主な特徴は以下の通りです。
- 「今日の予定」機能で、その日に取り組むタスクを絞り込める
- OutlookのフラグメールがMicrosoft To Doのリストと自動同期される
- Microsoft PlannerでアサインされたタスクがMicrosoft To Doに表示される連携機能がある
Outlookをメインに使っている場合、フラグをつけたメールがMicrosoft To Doに自動連携されるため、メール起点のタスク漏れを防ぎやすくなります。
Office 365の個人・ビジネスいずれのプランにも含まれており、追加費用は発生しません。
Microsoft To Doはあくまで個人用のメモ帳です。チーム共有のタスクをここで管理しようとすると統制が利かなくなりますよ。
Microsoft Project(プロジェクト):大規模プロジェクト向けの有料オプション
Microsoft Projectは、WBS・ガントチャート・リソース管理・コスト追跡など本格的なプロジェクト管理機能を備えたツールです。
Microsoft PlannerやMicrosoft Teamsとは異なり、標準のOffice 365ライセンスには含まれていません。
利用には、いずれかのライセンスをM365へのアドオンとして追加購入する必要があります。既存のM365契約を解約・変更する必要はありません。
- Project Plan 1:Webブラウザ版のみ。ガントチャート・タスク管理が中心
- Project Plan 3:デスクトップアプリを含む。リソース管理・タイムシート機能を追加
- Project Plan 5:ポートフォリオ管理・プログラム管理まで対応する上位プラン
30人前後を超える規模のプロジェクトで、工数管理やクリティカルパスの可視化が必要な場合には、Microsoft Projectの導入を検討する価値があります。
一方、10人前後までの小規模チームでタスクの進捗を共有する程度であれば、Microsoft Plannerで十分対応できるケースが大半です。
Microsoft Projectは「使いこなせる体制」とセットで導入してください。専任のPMがいない状態で入れても、機能が宝の持ち腐れになりますよ。
各ツールのM365ライセンス対応状況まとめ
各ツールのライセンス区分を整理すると、導入前の確認ポイントが明確になります。
ツール別のライセンス対応状況は以下の通りです。
| ツール | 標準M365プランへの含有 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Microsoft Planner(Basic) | 多くのビジネスプランに含まれる | チームのタスク管理 |
| Microsoft Teams | ほぼ全プランに含まれる | コミュニケーション・連携ハブ |
| Microsoft To Do | 個人・ビジネス問わず含まれる | 個人タスクの整理 |
| Microsoft Planner(Premium) | M365へのアドオン契約が必要 | ガントチャート・依存関係管理 |
| Microsoft Project | M365へのアドオン契約が必要 | 大規模プロジェクト管理 |
自社が契約しているプランは、Office 365管理センターの「ライセンス」セクションから確認できます。
Office 365 Business BasicやBusiness Standardであれば、Microsoft PlannerとMicrosoft Teamsはすでに利用可能な状態にあることが多いとされています。
契約プランによってはMicrosoft PlannerのPremium機能が使えない場合もあるため、機能を試す前にライセンス状況を事前に確認しておくことが選定の出発点になります。
ライセンス確認は5分で終わります。ここを飛ばすと、後で「使えない機能を前提に設計してしまった」という事故が起きますよ。
Office 365に含まれる機能比較と使い分けの基準
Office 365に含まれるプロジェクト管理ツールは複数あり、それぞれの役割が重なって見えるため、どれを使えばよいか迷いやすいのが実情です。
Microsoft PlannerはOffice 365ライセンスに標準で含まれる、カンバン型のタスク管理ツールです。
Microsoft TeamsはチャットベースのコラボレーションツールですがMicrosoft Plannerと連携してタスク管理にも活用できます。
Microsoft Projectは大規模・複雑なプロジェクト向けの専用ツールで、別途ライセンスが必要です。
この3つは「競合」ではなく「用途の棲み分け」があり、選び方を誤ると機能が足りなかったり、逆に過剰なコストをかけてしまったりするリスクがあります。
機能・料金・対象規模の比較一覧表
3つのツールは、コスト・機能の深さ・対象とする規模が明確に異なります。
まず全体像を表で確認してください。
| 項目 | Microsoft Planner | Microsoft Teams(Microsoft Planner連携) | Microsoft Project |
|---|---|---|---|
| ライセンス | Office 365に標準含 | Office 365に標準含 | 別途有料ライセンス必要 |
| 主な用途 | チームのタスク管理 | コミュニケーション+タスク | 大規模プロジェクト管理 |
| ガントチャート | 限定的(Microsoft Plannerプレミアム) | なし | あり(高精度) |
| 依存関係の設定 | 限定的 | なし | あり |
| リソース管理 | なし | なし | あり |
| 対象チーム規模 | 数人〜20名程度 | 問わない(補助的用途) | 20名超・複数プロジェクト |
| 導入コスト | 追加費用なし | 追加費用なし | 月額数千円〜(プランによる) |
Microsoft Plannerは追加コストなしで使えるため、まず試すべき最初の選択肢です。
表中の「Microsoft Plannerプレミアム」は通常のMicrosoft Plannerにガントチャートや依存関係などの機能を追加した上位プランを指し、Office 365の一部プランには含まれる場合がありますが、自社プランで利用可能かどうかを確認しておくと安心です。
Microsoft Teamsはあくまでコミュニケーション基盤であり、Microsoft Plannerのタブを埋め込む形でタスク管理を補助する位置づけです。
Microsoft Projectは機能の深さが段違いですが、ライセンス費用が発生するため、本当に必要かどうかを慎重に判断する必要があります。
機能比較表で「自社に必要な行」を3つだけ選んでください。そこにマルが付かないツールは、今の自社には早すぎますよ。
チーム規模別の選定目安
チームの人数とプロジェクトの本数が、ツール選定の最初の判断軸になります。
人数が10名前後までの小規模チームであれば、Microsoft Plannerで十分に対応できます。
タスクの割り当て・期日管理・進捗確認がカンバンボードで視覚的に管理でき、追加費用もかかりません。
20名を超える中規模以上のチームや、複数のプロジェクトを同時進行している場合は、Microsoft Plannerだけでは管理が煩雑になってくるため、この段階でMicrosoft Projectの導入を検討する価値が出てきます。
Microsoft Teamsについては規模に関わらず、「コミュニケーションの場にタスクを紐づけたい」という用途で活用するのが自然な使い方です。
Microsoft PlannerのボードをMicrosoft Teamsのチャンネルにタブとして追加すると、チームメンバーがMicrosoft Teamsを離れずにタスクを確認・編集できる環境を作れます。
「10名・20名」は目安です。プロジェクト本数が同時に3本を超え始めたら、人数が少なくてもMicrosoft Project導入の検討時期ですよ。
プロジェクトの複雑さで選ぶ場合の考え方
規模だけでなく、プロジェクト自体の構造がどれだけ複雑かも、ツール選定の重要な軸です。
タスクの担当者・期日・ステータスが管理できれば十分という場合は、Microsoft Plannerで対応できます。
マーケティングチームの月次コンテンツ制作フローや社内イベントの準備タスク管理など、タスク間の依存関係が少なく並行して進めても問題ないプロジェクトであれば、Microsoft Plannerのカンバンビューが直感的に機能します。
一方、「AのタスクがBの完了を待つ必要がある」「遅延が発生したときに後工程への影響を自動で把握したい」という場合は、Microsoft PlannerではなくMicrosoft Projectが必要になります。
建設・製造・ITシステム開発など、工程が複雑に絡み合うプロジェクトでは、ガントチャートと依存関係の設定が欠かせません。
メンバーの稼働状況を把握して過負荷を検知したい、またはプロジェクトのコストを追跡したいという要件がある場合も、Microsoft Projectの出番です。
Microsoft Plannerにはリソース管理機能がないため、Microsoft Projectを使えば工数・コスト管理の手間をまとめて削減できます。
「依存関係」「リソース」「コスト」の3つのどれかが必須要件に入ったら、Microsoft Plannerは卒業のタイミングと考えてくださいね。
Microsoft Planner(プランナー)で対応しにくいケースと補完策
Microsoft Plannerはタスクの割り当てや進捗確認に適していますが、プロジェクトの規模や管理要件によっては機能が不足するケースがあります。
Microsoft Plannerが対応しにくい主なケースは以下の通りです。
- 工数や作業時間を記録・集計したい場合、Microsoft Plannerには時間追跡機能がない
- 複数プロジェクトをまたいで進捗を一元管理したい場合、Microsoft Plannerの画面では限界がある
- ガントチャートや依存関係の設定など、本格的なスケジュール管理にはMicrosoft Projectが必要になる
Microsoft Plannerの限界を知らずに運用を続けると管理コストだけが増えてチームの負担になるため、どのケースでどのツールに切り替えるかを判断できると無駄な二重管理を防げます。
工数管理・時間追跡が必要な場合
Microsoft Plannerは、タスクの担当者・期日・進捗ステータスを管理するツールとして数人から十数人規模のチームに適していますが、タスクごとの作業時間を記録・集計する機能は備えていません。
誰がどのタスクに何時間かけたかを把握したい場合、Microsoft Planner単体での対応は難しい状況です。
補完策として、Microsoft TeamsのタスクアプリでMicrosoft Plannerのボードを表示しながら進捗を共有する運用や、Viva Insightsの活用が選択肢になります。
Viva InsightsはOffice 365 Business以上の多くのプランに含まれており、個人やチームの作業時間の傾向を可視化する機能を持ちます。
より正確な工数管理が必要な場合の判断軸は以下の通りです。
- 工数の記録が「おおよその目安」で足りる → Microsoft Plannerのタスク説明欄やコメント機能で代替
- 請求・原価管理など「正確な時間集計」が必要 → Microsoft ProjectまたはMicrosoft Project for the webへ移行
- チームメンバーの稼働状況を可視化したい → Microsoft Projectのリソース管理機能を活用
工数管理の精度要件を先に確認してからツールを選ぶことが、後戻りを防ぐポイントです。
「目安」で済むか「請求根拠」まで必要か。この一線を引くだけで、ツール選定の8割は決まりますよ。
複数プロジェクトをまたいだ進捗管理が必要な場合
Microsoft Plannerは「1プラン=1プロジェクト」の構造で設計されており、複数のプランをまたいで進捗を横断的に確認する機能は限られています。
Office 365管理者向けのレポート機能や、Power BIと連携することで一定の可視化は可能ですが、Power BIとの接続にはデータコネクタの設定やレポート作成の知識が必要です。
一般ユーザーが単独で構築するのは難しく、社内にIT担当者やPower BI経験者がいることが前提になります。
複数プロジェクト管理の補完策として現実的な選択肢は以下の通りです。
- Microsoft Teamsのタブ機能でプランを並べて確認する(簡易的な横断確認)
- Power BIとMicrosoft Plannerを接続し、複数プランのタスク状況をダッシュボード化する
- Microsoft Project for the webを導入し、プログラム管理機能を使う
日常的に5件以上のプロジェクトを並行管理するチームであれば、Microsoft Project for the webの導入コストを検討する価値があります。
横断管理は「気合のエクセル集計」で凌ぎがちです。プロジェクトが5件を超えたら、仕組みで解決する判断に切り替えてくださいね。
Microsoft Planner(プランナー)とMicrosoft Project(プロジェクト)の機能差
Microsoft PlannerとMicrosoft Projectは、対象とするプロジェクトの規模と管理の深さが異なります。
Microsoft Plannerは数人から十数人規模のチームが日常的なタスクを管理するのに適し、Microsoft Projectは大規模プロジェクトのスケジュール管理・リソース配分・コスト管理を一元的に行うために設計されています。
主な機能差を整理すると、以下の通りです。
| 比較項目 | Microsoft Planner | Microsoft Project |
|---|---|---|
| ガントチャート | 簡易表示のみ | 詳細な依存関係設定が可能 |
| リソース管理 | なし | 担当者の稼働率・過負荷を管理 |
| 工数・コスト管理 | なし | 予算・実績の追跡が可能 |
| 複数プロジェクト管理 | 非対応 | ポートフォリオ管理が可能 |
| ライセンス | Office 365に含まれる | 別途ライセンスが必要 |
Microsoft Plannerで十分なケースは、タスクの担当者と期日を管理できればよい場面です。
プロジェクトの工期が数週間以内、メンバーが10名以下、スケジュール変更の影響範囲が小さい場合は、Microsoft Plannerで対応できます。
Microsoft Projectへの移行を検討すべきケースは、依存関係のある複数タスクを管理する必要がある、リソースの過負荷を事前に把握したい、プロジェクトの予算管理まで一元化したい、といった要件が出てきたときです。
目安として、メンバーが20名を超えるプロジェクトや、複数チームにまたがる工期3か月以上の案件では、Microsoft Projectの機能が活きやすくなります。
「機能差表」は買う・買わないの説得材料にも使えます。経営層への説明資料にそのまま貼り付けるのもひとつの手ですよ。
Office 365(オフィス 365)でガントチャートを使った
プロジェクト管理
Office 365の範囲内でガントチャートを実現する方法は、ライセンスの種類と用途によって複数の選択肢があります。
自分の現在のライセンスで何が使えるかを把握することが、ツール選定の出発点になります。
ガントチャートの実現方法の選択肢は以下の通りです。
- Microsoft Plannerにはネイティブのガントチャート機能がないため、エクセルや外部テンプレートで代替できる
- Microsoft Projectを使えば、本格的なガントチャートをライセンス内で作成できる
- Microsoft TeamsとMicrosoft Plannerを組み合わせることで、チーム全体でタスクの進捗を視覚的に共有できる
ガントチャートは「誰が・何を・いつまでに」を一覧で把握できる点で、複数人が関わるプロジェクトの進行管理に適しています。
ツール選定の判断軸を整理すると、以下のようになります。
| ツール構成 | 向いているチーム規模 | 主な用途 | 追加ライセンス |
|---|---|---|---|
| エクセル(テンプレート) | 数名〜10名前後 | 短期・単発プロジェクトの可視化 | 不要(M365標準) |
| Microsoft Teams+Microsoft Planner | 数名〜20名前後 | 期日・担当者管理が中心の日常的なタスク共有 | 不要(M365標準) |
| Microsoft Project | 20名以上、または複数PJ並行 | 依存関係・リソース管理を含む本格的な工程管理 | 別途有料(Plan 3以上) |
Office 365のBusiness BasicやE3などの標準ライセンスにはMicrosoft Projectは含まれていないため、追加コストをかけずに対応したい場合は、エクセルまたはMicrosoft Teams+Microsoft Plannerの構成が現実的な選択肢です。
Microsoft Planner(プランナー)にネイティブのガントチャートがないときのエクセル活用
Microsoft Plannerはタスクのカンバンビューやスケジュールビューを備えていますが、ガントチャート形式の表示には対応していません。
スケジュールビューはカレンダー上にタスクを並べる機能であり、依存関係や工程の重なりを帯状で表現するガントチャートとは異なります。
この制約に対して、最も手軽な代替手段がエクセルテンプレートの活用です。
Microsoftは公式サイトのテンプレートギャラリーで、開始日・終了日・担当者を入力するだけで条件付き書式により帯グラフが自動生成されるエクセルテンプレートを複数公開しています。
エクセルガントチャート活用の手順は以下の通りです。
- Microsoft公式のテンプレートギャラリーから「ガントチャート」を検索してエクセルファイルをダウンロードする
- タスク名・開始日・終了日・担当者の列にプロジェクト情報を入力する
- 条件付き書式の範囲を実際のタスク数に合わせて拡張する
- SharePointやOneDriveに保存し、チームメンバーと共有リンクで共有する
この構成が向いているのは、メンバーが10名前後以内・プロジェクト期間が3か月以内・タスク間の依存関係が少ない場合です。
エクセルはリアルタイム更新が苦手です。「週次で全体スケジュールを見せる」用途と割り切れば、十分戦力になりますよ。
Microsoft Project(プロジェクト)でガントチャートを作成する方法
Microsoft Projectは、ガントチャートをネイティブ機能として持つMicrosoft純正のプロジェクト管理ツールです。
タスクの依存関係設定・クリティカルパスの自動計算・リソース配分の最適化など、エクセルでは実現できない本格的な機能を備えています。
利用にはProject Plan 3またはProject Plan 5のライセンスが別途必要で、Office 365の標準ライセンスには含まれていません。
ガントチャート作成の基本手順は以下の通りです。
- Microsoft Project for the webまたはProject Onlineにサインインし、新規プロジェクトを作成する
- タスク名・開始日・期間を入力すると、右側にガントバーが自動生成される
- タスクの「前のタスク」欄に依存関係を設定し、工程間のつながりを定義する
- リソース(担当者)を各タスクに割り当て、稼働率の過負荷がないか確認する
- 完了率(%)を更新すると、ガントバーの塗りつぶしがリアルタイムで変化する
Microsoft Project for the webはブラウザ上で動作するため、クライアントPCへのインストールは不要です。
複数プロジェクトを並行して管理する場合や、リソース管理まで一元化したい場合は、Microsoft Projectが最も適した選択肢になります。
Microsoft Projectの真価は「依存関係の自動再計算」にあります。1タスクが遅れたら全工程が動く——この体験は他ツールでは難しいですよ。
Microsoft Teams(チームズ)とMicrosoft Planner(プランナー)を組み合わせてガントチャートを共有する手順
Microsoft PlannerのスケジュールビューをMicrosoft Teamsのタブに埋め込むことで、チーム全体がチャットツールを離れることなくタスクの期日・担当者・進捗を確認できる環境を作れます。
厳密なガントチャートではありませんが、期日ベースの視覚的なスケジュール共有としては十分機能します。
設定手順は以下の通りです。
- Microsoft Teamsの対象チャンネルを開き、タブ追加ボタン(+)をクリックする
- アプリ一覧から「Tasks by Planner and To Do」を選択す
- 既存のMicrosoft Plannerプランを選択するか、新規プランを作成してタブに追加する
- Microsoft Plannerのスケジュールビューに切り替えると、カレンダー形式でタスクが表示される
- 各タスクに開始日・期限・担当者を設定することで、スケジュールの重なりを視覚的に確認できる
この構成の利点は、Microsoft Plannerでタスクを更新すると即座にMicrosoft Teamsのタブに反映される点です。
一方で、タスク間の依存関係表示やクリティカルパスの計算は非対応のため、複雑な工程管理が必要な場面では限界があります。
「依存関係」が要件に入らないなら、この構成で十分です。追加コストゼロで導入できる現実解ですよ。
自チームに合ったツール構成の選び方
ツールの機能を理解したあとに必要なのは、「自分たちのチームにどの組み合わせが合うか」という判断です。
ツール構成を選ぶ際の主な軸は以下の通りです。
- 小規模チームはMicrosoft PlannerとMicrosoft Teamsだけで多くの用途をカバーできる
- WBS管理や複数プロジェクトの横断管理が必要な場合は、Microsoft Project for the webの追加を検討する
- 規模・目的・ライセンスの3軸で判断すると、選定の迷いが減る
ツール選定を誤ると、導入後に「機能が足りない」「使いこなせない」という状態に陥りやすくなるため、最初の判断が重要です。
小規模チームはMicrosoft Planner(プランナー)とMicrosoft Teams(チームズ)の組み合わせから始める
追加ライセンスなしで使えるMicrosoft PlannerとMicrosoft Teamsの組み合わせは、5〜10名程度のチームにとって十分な出発点になります。
導入コストがゼロで学習コストも低いため、まずこの構成で運用を始めるのが現実的な選択です。
Microsoft PlannerはカンバンボードでタスクをBucket(カテゴリ)ごとに整理でき、担当者・期限・進捗ステータスを一元管理できます。
Microsoft Teamsとの統合によって、チャンネル内にMicrosoft Plannerタブを追加するだけでタスク確認と会話が同一画面で完結する点が大きなメリットです。
この組み合わせが特に向いているチームは以下の通りです。
- タスクの担当者・期限・ステータス管理が主な用途のチーム
- 社内コミュニケーションがすでにMicrosoft Teamsに集約されているチーム
- プロジェクト管理ツールの導入経験が少なく、シンプルな構成から始めたいチーム
タスク間の依存関係を管理したい場合や、ガントチャートで工程を可視化したい場合は、Microsoft Plannerだけでは対応が難しくなるためMicrosoft Projectの追加を検討する段階に進みます。
「まずMicrosoft Planner+Microsoft Teamsで運用を始める」は、ほぼ全社共通の正解です。最初から完璧を目指さなくて大丈夫ですよ。
WBS管理が必要な場合はMicrosoft Project(プロジェクト)を検討する
チームの人数がおよそ15〜20名を超え、複数プロジェクトが2〜3本以上並行して走るようになった段階では、Microsoft Plannerだけでは管理の粒度が不足してきます。
タスク間の依存関係・クリティカルパス・リソース配分を可視化したい場合は、Microsoft Project for the webの追加が選択肢になります。
Microsoft Project for the webが必要になるサインは以下の通りです。
- タスクAが完了しないとタスクBに着手できない、という依存関係が多い
- 複数のプロジェクトをまたいでメンバーのリソース(稼働率)を把握したい
- 経営層や顧客へのレポートにガントチャートが必要
- 工数の見積もりと実績を比較して進捗を管理したい
Microsoft Project for the webは、Office 365のライセンスプランによって利用可否が異なるため、事前にMicrosoftの公式ライセンス比較ページで確認することが重要です。
Microsoft ProjectはMicrosoft Plannerと比較して設定・運用の複雑さが増すため、PMOや専任の管理者がいないチームが無理に導入すると、ツールの維持管理自体が負担になるケースもあります。
「Microsoft Plannerで管理しきれなくなってから移行する」という段階的なアプローチが、多くのチームにとって現実的な選択肢になります。
「Microsoft Project導入」は意思決定だけでなく運用体制の整備とセットです。誰が管理するかを決めずに導入すると失敗しますよ。
ツール選定フローチャート:規模・目的で選ぶ手順
ここまでの内容を整理し、チームの状況に応じた選定の手順をフローチャート形式で示します。
以下の問いに順番に答えることで、自チームに適した構成に辿り着けます。
まず最初の問いは「チームメンバーは全員Office 365のライセンスを持っているか」で、保有していない場合はライセンス整備が先決になります。
次に「プロジェクト管理の主な目的は何か」を確認し、選択肢は以下の通りです。
- タスクの割り当て・進捗確認・チーム内共有が目的 → Microsoft PlannerとMicrosoft Teamsの組み合わせを選択
- ガントチャート・依存関係・リソース管理が目的 → Microsoft Project for the webを追加で検討
- 個人レベルのタスク管理もまとめたい → Microsoft To Doをあわせて活用
Microsoft Project for the webを検討する場合は、「現在の保有ライセンスにMicrosoft Projectが含まれているか」を確認し、含まれていない場合は追加ライセンスのコストが発生します。
最初から完璧な構成を目指すよりも、まず使い始めて課題が出たら追加するという段階的な進め方が、運用定着の観点で有効とされることが多いです。
「使ってから決める」が鉄則です。机上の比較表だけで決めると、現場の使い勝手と乖離した選定になりがちですよ。
Microsoft Teams(チームズ)とMicrosoft Planner(プランナー)を連携させてプロジェクト管理を始める手順
ツール選定が終わったら、次は実際に動かすことが先決です。
このセクションでは、Microsoft TeamsとMicrosoft Plannerを連携させてプロジェクト管理を始めるための最初の手順を解説します。
Microsoft Plannerは追加ライセンスが不要で、5〜20名程度の社内プロジェクトチームが日常的なタスク管理を始める用途に向いており、「まずタスクの見える化から始めたい」という段階であれば最もコストをかけずに着手できる選択肢です。
Microsoft Planner+Microsoft Teams連携のポイントは以下の通りです。
- Microsoft TeamsのチャネルにMicrosoft Plannerタブを追加するだけで連携が完了する
- バケット・タスク・担当者の3つを設定すれば運用の土台が整う
- 通知設定を調整することで、メンバーへの情報共有が自動化できる
Office 365ライセンスがあれば追加費用なしで今日から始められるため、「まず動かしてみる」を目標に具体的な操作の流れを確認しましょう。
Microsoft Teams(チームズ)にMicrosoft Planner(プランナー)タブを追加する方法
Microsoft TeamsのチャネルにMicrosoft Plannerタブを追加するだけで、チャット・ファイル共有・タスク管理が1つの画面に集約されます。
設定はおおよそ数分で完了します。
具体的な手順は以下の通りです。
- Microsoft Teamsで対象のチームとチャネルを開く
- チャネル上部のタブ一覧右端にある「+」アイコンをクリックする
- アプリ一覧から「Microsoft Planner」を選択する
- 「新しいプランを作成」または「既存のプランを使用」を選んで保存する
既存のMicrosoft PlannerプランをMicrosoft Teamsに紐づける場合は、「既存のプランを使用」を選ぶとOffice 365グループに紐づいたプランが一覧表示されます。
新規プロジェクトであれば「新しいプランを作成」を選ぶのが最短ルートです。
Microsoft Plannerタブはチャネル単位で追加されるため、プロジェクトが複数ある場合はプロジェクトごとにチャネルを分けてそれぞれにタブを追加すると、管理がシンプルになります。
1チャネル1プランの原則を守ってください。1つのチャネルに複数プランを混ぜると、どこに何があるか分からなくなりますよ。
バケット・タスク・担当者の設定の基本
Microsoft Plannerの運用は「バケット → タスク → 担当者」の順に設定するのが基本です。
この3つを最初に整えておくことで、誰が何をいつまでにやるかが一目で把握できる状態になります。
3つの設定要素の意味は以下の通りです。
- バケット:タスクをグループ化するカテゴリ(例:「設計」「開発」「確認待ち」など)
- タスク:具体的な作業単位。期限・優先度・チェックリストを設定できる
- 担当者:タスクに紐づけるメンバー。複数名のアサインも可能
バケットはプロセスの流れに沿って作るか、担当チームで分けるかのどちらかが一般的です。
ウォーターフォール型のプロジェクトなら「要件定義・設計・実装・テスト・完了」という工程軸が機能しやすく、小規模なタスク管理であれば「ToDo・進行中・完了」のシンプルな3列構成でも十分です。
タスク作成では、期限と担当者を必ず設定することが運用を機能させる最低条件で、これらが未設定だと後回しになりやすく誰も動かない状態になります。
「期限なし・担当者なし」のタスクはタスクではなく「メモ」です。この2つは必須項目と割り切ってくださいね。
進捗確認とメンバーへの通知設定
Microsoft Plannerの進捗確認は「ボード」「グラフ」「スケジュール」の3つのビューで行えます。
通知設定を適切に調整することで、進捗の遅れや担当タスクの変更をメンバーが見落とすリスクを減らせます。
3つのビューの使い分けは以下の通りです。
- ボードビュー:バケット別にタスクの状態を視覚的に確認。日常的な進捗把握や朝会・週次ミーティングに向いている
- グラフビュー:完了・進行中・未着手のタスク数が円グラフで表示。プロジェクト全体の進捗率を報告したいときに使いやすい
- スケジュールビュー:タスクをカレンダー形式で確認。期限の集中時期確認やメンバーの負荷把握に有効
通知についてはMicrosoft Plannerの設定画面から「自分に割り当てられたタスク」「期限が近いタスク」などのメール通知をオンにでき、Microsoft TeamsのMicrosoft Plannerタブ内でタスクを更新するとそのチャネルの会話欄に変更内容が自動投稿される仕組みもあります。
更新頻度が高いと通知が増えすぎる場合があるため、タスク数が多いチームや更新が頻繁な局面では自動投稿をオフにし、週次で進捗を共有する運用に切り替えると負担が軽減されやすいです。
通知は「設定して終わり」ではなく、運用開始2週間で必ず見直してください。ノイズが多すぎると皆が見なくなりますよ。
Office 365(オフィス 365)のプロジェクト管理に関する
よくある質問
ここでは、Office 365のプロジェクト管理に関するよくある質問に回答していきます。
機能の違いや使える範囲が分かりにくいと感じるのは、Office 365のプロジェクト管理ツールが複数存在するためです。
導入前後に多く寄せられる疑問に対して、判断の参考となる情報を整理しています。
Microsoft Planner(プランナー)はOffice 365のライセンスに含まれていますか?
Microsoft Plannerは多くのOffice 365ビジネスプランに標準で含まれています。
Office 365 Business BasicやBusiness Standard、Enterpriseプランなどでは、Microsoft Plannerが追加費用なしで利用できます。
すべてのプランが対象というわけではなく、個人向けプランや一部の小規模プランでは含まれない場合もあるため、契約中のライセンス内容を確認することをおすすめします。
Microsoft PlannerはタスクやToDoの管理に適したツールですが、工数管理・ガントチャート・リソース配分といった高度な機能を必要とする場合は、別途有償ライセンスが必要なMicrosoft Projectの利用を検討する必要があります。
Microsoft Project(プロジェクト)とMicrosoft Planner(プランナー)は何が違うのですか?
Microsoft PlannerはシンプルなタスクKanban管理、Microsoft Projectは本格的なプロジェクト計画・進捗管理を担うツールです。
Microsoft Plannerは、チームのタスクをカンバン形式で視覚的に整理するための軽量なタスク管理ツールで、Office 365の多くのプランに標準で含まれています。
一方、Microsoft Projectは、ガントチャートやリソース管理、依存関係の設定など、複雑な工程を持つプロジェクトを管理するための専門ツールで、別途ライセンスが必要となります。
どちらを選ぶかは、管理する業務の規模や複雑さ、チームの習熟度を基準に判断するとよいでしょう。
Microsoft Planner(プランナー)でガントチャートやWBSは作れますか?
Microsoft PlannerにはネイティブのガントチャートやWBS機能は搭載されていません。
Microsoft Plannerはタスクのカード管理やバケット整理を得意とするツールですが、ガントチャートの自動生成やWBSの階層構造表示には対応していません。
スケジュールの可視化が必要な場合は、エクセルのガントチャートテンプレートやMicrosoft Projectを併用する方法が一般的です。
Microsoft Projectであれば、タスクの依存関係や工数管理も含めた本格的なプロジェクト管理が可能になります。
Microsoft Project(プロジェクト)は無料で使えますか?
Microsoft Projectは有料製品ですが、Office 365のライセンスに含まれるMicrosoft Plannerで一部機能を代替できます。
Microsoft Projectは月額ライセンス制の有料製品であり、無料で継続利用することはできませんが、公式サイトから一定期間の無料トライアルを利用できる場合があります。
すでにOffice 365のライセンスを契約している場合は、追加費用なしでMicrosoft Plannerを利用できます。
Microsoft Plannerはタスクの割り当てや進捗確認といった基本的なプロジェクト管理に対応しており、小規模なチームや比較的シンプルな案件であれば実務上の代替手段となり得ます。
Microsoft Teams(チームズ)だけでもプロジェクトやタスクをMicrosoft Teams内で管理できますか?
Microsoft TeamsにMicrosoft Plannerタブを追加することで、Microsoft Teams内でもタスク管理を完結させることができます。
Microsoft TeamsのチャネルにMicrosoft Plannerタブを追加すると、タスクの作成・担当者の割り当て・進捗確認をMicrosoft Teams画面から離れずに行えます。
ただし、複数プロジェクトをまたいだタスクの一覧表示や、工数・依存関係の管理といった高度な機能はMicrosoft Teams単体では対応できません。
小規模なタスク共有や進捗確認を目的とするならMicrosoft Teamsへのタブ追加で十分対応できますが、プロジェクト全体を体系的に管理したい場合はMicrosoft Plannerとの組み合わせが実務的な選択肢になります。
Microsoft Planner(プランナー)で工数管理や時間追跡はできますか?
Microsoft Plannerにはネイティブの工数管理・時間追跡機能がほぼなく、本格的な管理には別ツールとの併用が現実的です。
Microsoft Plannerはタスクの進捗管理や担当者割り当てを得意としていますが、工数の入力や時間の追跡を直接行う機能はほとんど備わっていません。
Office 365の環境内であれば、より高度なスケジュール・工数管理に対応したMicrosoft Projectを併用する方法が現実的な選択肢のひとつです。
プロジェクトの規模や管理の精度に応じて、Microsoft Plannerの役割をタスク整理に絞り、工数管理は別のツールで担う構成を検討するとよいでしょう。
【まとめ】
Office 365(オフィス 365)のプロジェクト管理ツール選定
Office 365のプロジェクト管理は、Microsoft Planner・Microsoft Teams・Microsoft Project・Microsoft To Doの組み合わせで実現できます。
Microsoft PlannerとMicrosoft Teamsは多くのOffice 365ライセンスに標準で含まれ、追加コストをかけずに今日から運用を始められる点が他のプロジェクト管理ツールとの大きな違いです。
適切に組み合わせることで、5〜20名規模のチームであれば外部ツールに頼らずタスクの見える化と進捗管理を一体で実現できます。
・Microsoft Plannerはカンバン型タスク管理、Microsoft TeamsはコミュニケーションハブとしてM365標準ライセンスに含まれる
・Microsoft Projectは別ライセンスが必要だが、依存関係・リソース管理・ガントチャートに対応する
・チーム規模・プロジェクトの複雑さ・既存ライセンスの3軸で構成を選ぶと迷いが減る
・まずMicrosoft Planner+Microsoft Teamsで運用を始め、限界が見えたらMicrosoft Projectへ段階的に移行する
・Microsoft TeamsのチャネルにMicrosoft Plannerタブを追加し、バケット→タスク→担当者の順に設定すれば運用の土台が整う
Office 365のプロジェクト管理は単なるツール導入ではなく、「どの粒度でタスクと工程を管理するか」という運用設計そのものです。
自社の規模と目的に合った構成を選び、段階的に運用を深めていくことで、Office 365の標準機能だけでも十分にプロジェクトの可視化と進捗管理を実現できます。
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エクセルやスプレッドシートでの進捗管理に慣れている方の中には、より高機能なツールに興味を持ちつつも、操作方法を一から覚えるのは負担だと感じている方もいるでしょう。
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