これから数回にわたり、リーダーが理解し身に着けるべきインテリジェンスについてご紹介したいと思います。

まず、普段は意識することもないと思いますが、情報について、深堀りして、理解をする必要があります。

情報とは、英語表記するとデータ(data)、インフォメーション(Information)、インテリジェンス(Intelligence)の3種類があります。

<情報の種類>
1.データとは、収集された情報
2.インフォメーションとは、データから抽出した意味のある情報
3.インテリジェンスとは、インフォメーションを、必要に応じて取捨選択し、多角的に内容を分析し、価値判断を与えた情報

情報の世界では、前提として、その情報が事実(ファクト)なのか、それとも、その情報には誰かの評価・分析まで含まれているものなのかを分けて考えなければなりません。

事実は一つだとしても、背景にあるコンテキスト(context)が分からなければ、情報の価値、情報の意味付けを間違える可能性があるので注意が必要です。

また、インテリジェンスには、以下のような特徴があります。

<インテリジェンスの特徴>
1.大体の場合、情報は網羅して取得することができない
2.事実ではなかったり、評価が間違ったりしている情報が含まれている可能性がある
3.往々にして、人はロジカルに動いていないため、情報を繋ぎ合わせたとしても、必ずしも合理的にはならない
4.時間の経過など状況によって、情報の価値が変わる
5.大半の情報は、オープンソースから情報分析して把握できる
6.ごくわずかな情報量だが、情報の価値判断に大きな影響を与えるような重要情報が存在し、それはオープンソースに含まれない
7.インテリジェンスには、オープンソースの分析、人による分析、ITによる情報分析がある

なお、会社の経営陣だと、日常業務においては、部下からの報告など、インフォメーションかインテリジェンスに接する機会が多いものと思います。

リーダーシップについて疑問がある、質問をしたいという方がいらっしゃいましたら、コメントや個別にメッセンジャーでご連絡ください。

また、コメントも大歓迎です。もし興味ある人いれば、これを酒の肴に一杯やりましょう!

 

 

【Q.32】
リーダーシップとテクノロジーの関係について教えてください。

 

<コメント>

リーダーシップは人が主役であるのに対して、テクノロジーは手段、道具(ツール)です。

新しいテクノロジーを創る人も、新しいテクノロジーを活用する人も、やはり人であることを考えると、テクノロジーは成功への大きな要因ではあるものの、リーダーシップの世界は、やはり「人が人を動かす」なのだと思います。

しかし、これからのリーダーは、今までのリーダーが最低限のマネジメント・スキルを身に着けなければならなかったように、テクノロジーを学ばなければならなくなると思います。

以前もご紹介したことがあると思いますが、リーダーは、フォロワーに対して、夢を語り、共感を生み出すだけでなく、夢の実現に向かった「現実的な勝ち筋」も提示しなければなりません。

今までは、「現実的な勝ち筋」を提示する際に、例えば会社であれば、経営戦略、マーケティングやファイナンスなどマネジメント・スキルが最低限必要だったのですが、ここに来て急速にテクノロジーの比重が増しています。

これからのリーダーは、テクノロジーを通じて、イノベーションを起こして、社会課題を解決するということがメインになると思います。

また、例えばSNSを通じた情報発信のように、テクノロジーを活用することで、リーダーシップをより発揮できるようになるでしょう。

そのため、多くのフォロワーを魅了するためには、テクノロジーへの理解が欠かせなくなっています。

もちろん、リーダーなので、例えば物理学者やエンジニアなどテクノロジーに詳しいフォロワーを魅了して、動かせれば問題ないわけですが、せめて最低限、その人たちとスムーズにコミュニケーションを取れるぐらいのテクノロジーへの理解はないといけないと思います。

これからは、このテクノロジーへの理解・勉強が、リーダーシップの第一歩ということになるのではないかと思います。

 

 

※この記事は、2020年5月16日付Facebook投稿を転載したものです。

株式会社スーツ 代表取締役 小松 裕介

 2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、JASDAQ上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。