「人は性善なれど、弱し」とは、一橋大学名誉教授の伊丹敬之氏が「性弱説」と表現した言葉です。全ての人は性善であるが、弱い存在であるという価値観です。

一般的に、人は、心にゆとりがあって平常時であれば、周囲の人に怒鳴ったり、八つ当たりをしたりすることはありません。しかし、ミスが続いて自分に自信がなくなってしまったり、急な仕事が舞い込んで慌てふためいてしまったりすれば、周囲の人に怒鳴ったり、八つ当たりをしたり、“性善”ではなくなってしまうのです。

未曽有の出来事だから致し方ないかもしれませんが、一連の新型コロナウイルス感染症問題によって、心にゆとりがない人が増えているように思います。

いつもなら優しいあの人が・・・、いつもならカッコイイあの人が・・・、いつもなら尊敬できるあの人が心にゆとりをなくして、周囲を慮るなど、善なることができなくなっているかもしれません。

もしあなたがリーダーを目指すならば、どのような時であっても、強くあって、性善でいて欲しいと思います。

大変だと思いますが、フォロワーの問題や苦労を抱えられて、はじめてリーダーなのです。

困っている人・弱い人の荷物を持って、軽くしてあげて、助けてあげなければなりません。そうすれば、その人はいつもどおりの善い人に戻ると思います。

リーダーシップについて疑問がある、質問をしたいという方がいらっしゃいましたら、コメントや個別にメッセンジャーでご連絡ください。

また、コメントも大歓迎です。もし興味ある人いれば、これを酒の肴に一杯やりましょう!

 

 

【Q.25】
私が、尊敬するリーダーの方は、素晴らしく器の大きな人間です。
人間には器があると思います。
自分の器を大きくするためには、どうすればいいでしょうか?

 

<コメント>

「器が大きい」とは、辞書を引くと「小さなことをいちいち気にしない人のこと。多少のことで怒ったり悲しんだりしない人のこと。」という意味だそうです。

おっしゃるとおりで、よくリーダーは「器が大きい」という言葉で形容されます。

リーダーが「器が大きい」と評価されるのは、フォロワーにミスがあったとしても大らかに許せたり、多少のことで怒ったり悲しんだりしないなどのシーンに多いように思います。

これは心のゆとりから来るものだと思います。

それではどうすれば、この心のゆとりを身に着けることができるのか。

それは、様々な苦労をするなど修羅場の経験を積むことと、入念に計画を立てて備えをしておくことの2つだと思います。

過去に経験したことであれば、しっかりとした対処をすることができますし、少なくとも今後、何が起こるのかの当たりをつけることはできます。

具体個別の内容は違うとしても、窮地に立たされたという修羅場の経験は、様々なシーンで役立つ経験だと思います。例えるならば「受け身」を覚えるようなことだと思います。

また、しっかりとした予備プランがあれば、途中で想定内のミスがあったとしても、同様に、落ち着いて対処することができると思います。

器を大きくするためには、様々な経験を積んで、想像力を働かせて、いざというときでもしっかりと対処できる準備をしておくことが大事だと思います。

 

 

※この記事は、2020年4月19日付Facebook投稿を転載したものです。

株式会社スーツ 代表取締役 小松 裕介

 2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、JASDAQ上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。