新型コロナウイルス感染症によって、リーダーには強いリーダーシップが求められています。

今回の一連のコロナ禍の以前より、2010年代あたりから、VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べたアクロニム)の時代になったと言われていました。

私たちは一つ大きな誤解をしていたのではないかと思います。

それは人類の歴史を紐解くと、いつの世も、大抵の時代、VUCAだったのではないかということです。

リーダーとは、暗闇の中、集団の先頭で、たいまつを持って、フォロワーを率いて進む存在です。

不安が蔓延し、不確実な世の中になれば、人々は強い光を求めます。

今こそリーダーの活躍の舞台です。

リーダーは、多くのフォロワーに中長期的なビジョンを示し、フォロワーの心に働きかけて、人として正しいことをし、現状に挑戦し変革を行うよう人を動かさなければなりません。

リーダーシップについて疑問がある、質問をしたいという方がいらっしゃいましたら、コメントや個別にメッセンジャーでご連絡ください。

また、コメントも大歓迎です。もし興味ある人いれば、これを酒の肴に一杯やりましょう!

 

 

【Q.24】
今まで景気が良い中でスタートアップ企業を経営して拡大してきました。
今回のコロナウイルスによって、売上が急減し、場合によっては人員整理をしなければならない状態です。
今まで私が提示したビジョンに向かって、社員も一生懸命ついてきてくれて、今の会社があるのに、ここで人員整理の話を切り出したら、組織が崩壊しないか不安に思っています。
どのようにリーダーとして振る舞うべきでしょうか?

 

<コメント>

一連の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、急激に経済が冷え込んでおり、私のところにも最近、このような相談が増えております。

リーダーとしては、目標に向かって一緒についてきてくれたフォロワーを途中で下船させなければならないことは、非常に辛い決断だと思います。

しかし、厳しい言い方をすれば、これはリーダーのミスで起きたことなのです。

100年に一度あるかないか、もしくは、それ以上と言われている今回の新型コロナウイルス感染症問題を考えると、無茶苦茶な話のように聞こえるかもしれません。

(私も含め)実際に大半のコロナウイルス感染症問題は予測ができなかったと思います。

しかし、リーダーは、フォロワーを率いている以上は、不測の事態に遭うことも予見しなければならないのです。

対処できないということは、それはリーダーのミスなのです。未曽有の事態であるコロナウイルスすら言い訳にしてはならないのです。

これがリーダーのあり方であり、これがリーダーの責任なのです。

さて、ご質問いただいた件ですが、リーダーとしては、自然体で、人として正しく、人としてあるべき姿を追求すればよいでしょう。

もう少し具体的に回答すると、リーダーとして、率直に会社の窮状など事実を伝えて、辞めさせなければならない人に対しては、リーダーとしての判断ミスを素直に認めたうえで、最大限のサポートを申し出るべきでしょう(人によっては罵られるなどあるかもしれませんが、それは甘受すべきことでしょう。)。

そして、残る人たちに対しては、率直に引き続き残って一緒にやっていって欲しい旨を伝え、このような事態が今後二度と起こらないようにするためにも辞めていく人たちの分まで、今までの以上に努力をするように導きましょう。

もっとも、大きく軌道修正が余儀なくされるのであれば、残る人たちに対しては、次のビジョンまでセットで提示しなければならないと思います。”ビジョンなきリストラ”ほど、フォロワーに辛いものはありません。リーダーは次の未来もしっかりと描き切る必要があります。

コロナウイルス感染症を言い訳にしてはなりません。

「自責」と「他責」という考え方がありますが、何ごとに対しても、例え前例のない出来事であっても、「自責」で臨まねばなりません。

リーダーとは胆力のいる生き方です。言い訳しない生き方。言うは易く行うは難しだと思います。

 

 

※この記事は、2020年4月11日付Facebook投稿を転載したものです。

株式会社スーツ 代表取締役 小松 裕介

 2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、JASDAQ上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。