シンプルなタスク管理の始め方|挫折しない3つのルールとおすすめツール5選
「タスク管理ツールを導入したけど、結局使いこなせずに放置してしまった」
「やることが多すぎて、何から手をつければいいかわからない」
「複数のアプリやメモに情報が分散して、かえって混乱している」
——このような経験はありませんか?
実は、タスク管理で挫折する人には共通点があります。それは「ツールや方法を複雑にしすぎる」こと。シンプルに考えれば、タスク管理はもっとラクになりますよ。
タスク管理で挫折してしまう原因の多くは、ツールの機能が多すぎたり、管理のルールが複雑すぎたりすることにあります。
真面目に取り組もうとするほど設定に凝りすぎてしまい、タスク管理そのものに時間を取られて本末転倒になるケースも少なくありません。
・シンプルなタスク管理の本質的な考え方
・タスク管理が上手い人が実践している3つのルール
・目的別おすすめツール5選
・エクセル・Notionでの具体的な設計方法
・継続するための習慣づくり
過去に挫折した方でも今度こそ続けられるよう、継続のための習慣づくりについても詳しくお伝えします。
この記事を読み終わる頃には、自分に合ったシンプルなタスク管理の方法が見つかっているはずです。今日から迷わずタスク管理を始めましょう!
目次
シンプルなタスク管理とは?複雑な管理との違い
タスク管理ツールを導入したものの、結局使いこなせずに放置してしまった経験はないでしょうか。
TrelloやNotion、Asanaといった高機能ツールに挑戦したけれど、設定が複雑すぎて途中で挫折してしまった方も多いはずです。
「シンプルなタスク管理」という言葉を聞くと、機能が少ないツールを選べば解決すると思いがちですが、実はそれだけでは根本的な問題は解決しません。
「高機能ツールを入れたのに使いこなせない」というお悩み、編集部にも多く寄せられています。
シンプルなタスク管理の本質を理解するためには、まず「なぜ複雑な管理で失敗するのか」を深く理解する必要があります。
多くの人が陥る失敗パターンを知り、その原因を突き止めることで、今度こそ継続できるタスク管理の仕組みを構築できるようになります。
この章では、シンプルなタスク管理の本質的な定義と、複雑な管理との根本的な違いについて解説します。
「シンプル」という言葉の真の意味を理解することで、これまでの挫折の原因が明確になり、新しいアプローチへの第一歩を踏み出せるでしょう。
シンプル=「機能が少ない」ではなく「判断コストが低い」
「シンプルなタスク管理ツールを探そう」と考えたとき、多くの人は機能が少ないアプリやツールを選ぼうとします。
確かに、機能が少なければ覚えることも少なく、使いやすそうに感じます。
しかし、機能が少ないツールに乗り換えただけで、タスク管理が上手くいくようになったという人は実際には少数派です。
機能を減らしただけで解決するなら、紙とペンが最強のはず…でも現実はそうではありませんよね。
その理由は、シンプルさの本質が「機能の数」ではなく「判断コストの低さ」にあるからです。
判断コストとは、何かを決めるために必要な精神的なエネルギーのことを指します。
タスク管理において、この判断コストが高いと、管理すること自体が大きな負担となり、継続が困難になります。
📝 高機能ツールで発生しがちな判断の例
「このタスクはどのプロジェクトに入れるべきか」
「優先度は高・中・低のどれか」
「期限は今日か明日か来週か」
「ラベルは何をつけるべきか」
一つひとつの判断は小さなものですが、これが積み重なると大きな負担になります。
一方で、シンプルなタスク管理とは、こうした判断の回数と複雑さを最小限に抑えた状態を指します。
具体的には、タスクを記録するときに「やること」と「いつやるか」の2つだけを決めればよい状態です。
プロジェクト分類も、優先度設定も、ラベル付けも、本当に必要かどうかを見直すことで、判断コストを大幅に削減できます。
「やること」と「いつやるか」だけ。この2点に絞るだけで、タスク登録のハードルがグッと下がります。
決断を重ねるごとに判断の質が低下していきます。
タスク管理に余計な判断コストをかけてしまうと、肝心の仕事や生活における重要な決断に使えるエネルギーが減ってしまうのです。
・ツールの機能数より「考える必要があるか」を重視
・必要な機能だけを使い、それ以外は無視する
・直感的に操作でき、自分のワークフローに合っていることが大切
機能が多くても、自分に必要な機能だけを使い、それ以外は無視できるなら、それはシンプルな使い方といえます。
逆に、機能が少なくても、使い方が直感的でなかったり、自分のワークフローに合っていなかったりすれば、判断コストは高くなります。
複雑なタスク管理で挫折する3つのパターン
タスク管理で挫折した経験がある方は、自分がどのパターンに該当するかを把握することで、同じ失敗を繰り返さないための対策を立てられます。
ここでは、多くの人が陥りがちな3つの挫折パターンを詳しく解説します。
| パターン | 特徴 | 典型的な行動 |
|---|---|---|
| 完璧主義型 | 設定に時間をかけすぎる | カスタマイズに没頭してタスク管理が始まらない |
| ツールジプシー型 | 情報が分散する | 新しいアプリを次々と試して収集がつかなくなる |
| 先延ばし型 | タスクが溜まって放置 | 未完了タスクが増えすぎてツールを開けなくなる |
📝 パターン1:設定の沼にハマる「完璧主義型」
このパターンは、ツールの設定やカスタマイズに時間をかけすぎて、肝心のタスク管理が始められないケースです。
Notionでデータベースのプロパティを何十個も設定したり、Trelloでボードのレイアウトを何度も作り直したりする人がこれに該当します。
完璧主義型の人は「最高の仕組みを作ってからスタートしよう」と考えがちですが、実際には使いながら調整していくほうが効率的です。
最初から完璧なシステムを目指すと、設定が複雑になりすぎて、結局使いこなせなくなります。
「準備が整ったら始めよう」と思っているうちに、準備だけで疲れてしまうパターンですね。
📝 パターン2:情報が分散する「ツールジプシー型」
新しいタスク管理アプリが出るたびに試してしまい、結果として複数のツールに情報が分散してしまうパターンです。
「このアプリはカレンダー連携が便利」「あのアプリはモバイルの使い勝手がいい」といった理由で、用途によってツールを使い分けているうちに、どこに何を書いたかわからなくなります。
ツールジプシー型の人は、新しいツールへの期待が高く、現状のツールの不満点ばかりに目が行きがちです。
しかし、どんなツールにも長所と短所があり、完璧なツールは存在しません。
ツールを乗り換えるたびに、過去のデータの移行や新しい操作の学習が必要となり、その手間が蓄積していきます。
「隣の芝生は青く見える」状態で、結局どのツールも使いこなせないまま…という方、多いのではないでしょうか。
📝 パターン3:タスクが溜まって放置する「先延ばし型」
最初は意気込んでタスクを登録するものの、処理が追いつかずにタスクが溜まっていき、最終的にツールを開くこと自体がストレスになるパターンです。
未完了のタスクが大量に表示されると、見るだけで気が重くなり、ツールから足が遠のいてしまいます。
先延ばし型の人は、やるべきことを漏れなく記録しようとする真面目さがある一方で、タスクの取捨選択や優先順位付けが苦手な傾向があります。
「いつかやる」タスクと「今日やるべき」タスクが混在し、何から手をつければいいかわからなくなります。
タスクを登録するのは得意だけど、「やらない」と決めることが苦手な方に多いパターンです。
また、「今日やること」と「いつかやること」を明確に分けて管理することで、日々のタスクリストをシンプルに保てます。
・完璧主義型:最小限の設定で即スタート
・ツールジプシー型:1つのツールを3ヶ月使い続ける
・先延ばし型:週1回の棚卸しで「やらない」を決める
これら3つのパターンは、複合的に当てはまる場合も多いです。
自分がどのパターンに近いかを認識し、それぞれの対策を意識することで、次こそは挫折しないタスク管理を実現できるでしょう。
次の章では、シンプルなタスク管理を実現するための具体的なツールや方法について解説していきます!
【結論】シンプルなタスク管理が上手い人が実践する「3つのルール」
タスク管理が上手い人を観察すると、彼らに共通する特徴があることに気づきます。
それは、複雑なシステムを使いこなしているのではなく、むしろ驚くほどシンプルなルールに従っているということです。
高機能なツールを駆使しているわけでもなく、特別なテクニックを持っているわけでもありません。
彼らが実践しているのは、誰でも今日から始められる「3つのルール」です。
「ツールを使いこなせない」「続かない」という悩みは、実はやり方がシンプルじゃないだけかもしれません
この章では、タスク管理が上手い人が実際に行っているシンプルな習慣を具体的に解説します。
「これだけやればOK」という最小限のルールを知ることで、複雑な管理から解放され、本来の仕事や生活に集中できるようになります。
どれも難しいことではありませんが、この3つを守るだけでタスク管理の成功率は格段に上がります。
ルール1|タスクは1日3つまでに絞る
やることが多すぎて何から手をつければいいかわからない状態は、多くの人が経験する悩みです。
ToDoリストに10個も20個もタスクが並んでいると、どれを優先すべきか迷い、結局どれも中途半端に終わってしまいます。
この問題を解決するのが「1日3つルール」です。
「全部やらなきゃ」と思うから動けなくなる。まずは3つに絞ることから始めてみましょう
📝 1日3つルールとは
その日に「絶対にやり遂げる」と決めるタスクを3つに限定するというシンプルな方法です。
3つという数字には科学的な根拠があります。
人間の短期記憶は「マジカルナンバー7±2」と呼ばれるように、一度に保持できる情報の数には限界があります。
しかし、実際に集中して取り組める対象はさらに少なく、3つ程度が最も効率的だとされています。
・毎朝5分間を使って、最も重要な3つを選び出す
・選ぶ基準は「今日やらないと困ること」「今日やることで大きな前進につながること」
・他のタスクは「やれたらやる」リストとして別管理
このルールを実践すると、いくつかの変化が起こります。
まず、朝の時点で「今日の成功」が明確になります。
3つのタスクを完了すれば、その日は十分に生産的だったと言えるからです。
また、タスクを3つに絞る過程で、自然と優先順位を考える習慣がつきます。
何が本当に重要で、何が後回しにできるのかを毎日判断することで、優先順位付けのスキルも向上していきます。
「3つ終わったら今日は成功」と思えると、気持ちがすごく楽になりますよ
確かに、細かいタスクを含めれば1日に10個以上のことをこなす人も多いでしょう。
しかし、ここでいう3つは「その日の核となる重要タスク」であり、メールの返信や簡単な事務作業といったルーティンは含みません。
重要なタスクを3つ完了したうえで、余力があれば他のことにも取り組むという順序が大切です。
・❌「企画書を進める」→ ⭕「企画書の第1章を書き上げる」
・完了の状態が明確にわかる形で書く
・達成感を得やすくなり、モチベーション維持につながる
ルール2|ツールは1つに統一して「迷い」をなくす
複数のアプリやメモ帳に情報が分散していると、「あのタスクはどこに書いたっけ?」という状態に陥りやすくなります。
この情報の分散は、タスク管理を複雑にする大きな原因の一つです。
仕事用のタスクはTrelloに、プライベートのやることはiPhoneのメモに、買い物リストはLINEの自分宛メッセージに、という具合に分けてしまうと、全体像が見えなくなります。
「どこに書いたっけ?」と探す時間、実はかなりのストレスになっていませんか?
タスク管理が上手い人は、例外なくツールを1つに統一しています。
どのツールを使うかは人それぞれですが、「すべてのタスクを1箇所で管理する」という原則は共通しています。
これにより、タスクを確認したいときに「どこを見ればいいか」を考える必要がなくなり、判断コストが大幅に削減されます。
📝 ツールを1つに統一するためのステップ
スマートフォンのメモアプリ、カレンダー、付箋、手帳、PCのToDoアプリなど、タスクを書いている場所をすべて洗い出してください。
選ぶ基準は「最もアクセスしやすいもの」です。常に持ち歩くスマートフォンで使えるか、PCでも確認できるかといった点を考慮します。
この作業は面倒に感じるかもしれませんが、一度やってしまえば後が楽になります。
「とりあえずメモしておく」という習慣が分散の原因になるため、どんなに小さなタスクでもメインツールに入力する習慣をつけましょう。
最初の移行作業だけ頑張れば、あとは「ここを見ればOK」という安心感が手に入ります
たとえば、仕事で使うツールが会社から指定されている場合は、仕事用と個人用で分けざるを得ないこともあります。
その場合でも、「仕事はこのツール、それ以外はすべてこのツール」というように、明確な基準で分けることが大切です。
曖昧な基準で分けると、どちらに書くべきか迷う場面が増えてしまいます。
・迷いがなくなり、判断コストが削減される
・全体像を把握しやすくなり、優先順位の判断がしやすい
・タスクの漏れを防ぎやすくなる
複数のツールを使っていると、どこかに書いたはずのタスクを忘れてしまうリスクがあります。
しかし、1つのツールに集約していれば、そこを見れば漏れなく確認できます。
ルール3|週1回5分の「棚卸し」で溜めない仕組みを作る
タスクが溜まって管理が破綻するのは、定期的な見直しの習慣がないことが原因です。
タスクを追加するのは簡単ですが、完了したタスクを消したり、不要になったタスクを削除したり、期限を調整したりする作業は後回しにしがちです。
その結果、タスクリストは膨れ上がり、見るのも嫌になってしまいます。
タスクが溜まりすぎて「もう見たくない…」となった経験、ありませんか?
これを防ぐのが「週1回5分の棚卸し」です。
毎週決まった曜日と時間に、タスクリスト全体を見直す習慣をつけます。
5分という短い時間で十分効果があるため、負担なく続けられます。
・完了したタスクの確認(チェック漏れを完了にする)
・期限切れタスクの処理(新しい期限を設定 or 不要なら削除)
・新たに発生したタスクの追加(頭の中の「やらなきゃ」をリスト化)
完了したタスクを確認してチェックを入れることは、モチベーション維持にも効果的です。
達成したことを視覚的に確認できるからです。
期限切れタスクについては、新しい期限を設定するか、本当に必要かどうかを判断します。
何週間も期限切れのまま放置されているタスクは、実は不要なものかもしれません。
「ずっと残っているタスク」は、思い切って消してしまうのも一つの手です
📝 棚卸しのおすすめタイミング
週の始まりか終わりがおすすめです。
月曜日の朝に行えば、その週の計画を立てやすくなります。
金曜日の夕方に行えば、週末を気持ちよく過ごせます。
どちらでも自分のライフスタイルに合うほうを選んでください。
決まった時間に行うことで習慣化しやすくなります。
・他の習慣とセットにする(例:「日曜日の夜、寝る前に5分だけ」)
・すでに定着している習慣の前後に組み込む(例:「月曜朝、コーヒーを飲みながら」)
・スマートフォンのリマインダーを設定しておく
この週1回の棚卸しを続けることで、タスクリストは常に「今、本当に必要なもの」だけが並んでいる状態を保てます。
溜まったタスクに圧倒されることなく、毎週クリアな状態でスタートできるのは、精神的にも大きなメリットです。
たった5分の習慣で「タスクに追われる」から「タスクをコントロールする」側に変われますよ
【厳選5選】シンプルなタスク管理ツール・アプリおすすめ
シンプルなタスク管理を実践するためには、自分に合ったツールを選ぶことが重要です。
しかし、タスク管理アプリは無数に存在し、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは「シンプルさ」を基準に厳選した5つのツール・アプリを紹介します。
・学習コストが低いこと
・判断を求められる場面が少ないこと
・無料または低コストで始められること
高機能なツールは意図的に除外し、「これだけあれば十分」と言えるものだけを厳選しました。
それぞれのツールには特徴があり、使う人の環境や好みによって最適なものが異なります。
各ツールの詳細を理解したうえで、自分に合ったものを選んでください。
ツール選びで迷ったら、まずは自分が普段使っている環境(iPhone・Google・エクセルなど)に合わせて選ぶのがおすすめです!
Google Tasks|無料でGmail・カレンダーと連携
Google Tasksは、Googleが提供する無料のタスク管理ツールです。
Googleアカウントを持っていれば、追加のアプリをインストールすることなく、すぐに使い始められます。
GmailやGoogleカレンダーと同じ画面内で操作できるため、すでにGoogle Workspaceを使っている方にとっては最も導入障壁が低いツールといえます。
📝 Gmailとの連携機能
Google Tasksの最大の特徴は、Gmailとの連携機能です。
受信したメールをそのままタスクに変換できるため、「このメールに返信する」「この依頼に対応する」といったタスクをワンクリックで追加できます。
メールを読んで「後でやろう」と思ったものを、その場でタスク化する習慣をつければ、やるべきことの漏れを防げます。
メールからワンクリックでタスク化できるのは、仕事でGmailを使っている方には本当に便利ですね!
📝 Googleカレンダーとの連携
Googleカレンダーとの連携も便利です。
タスクに期限を設定すると、カレンダー上にも表示されるため、予定とタスクを一元的に確認できます。
「この日までにやる」というタスクと「この時間に行う」という予定を同じ画面で見られることで、1日の計画が立てやすくなります。
機能面では非常にシンプルで、タスクの追加、期限設定、リスト分け、サブタスクの作成程度しかできません。
優先度の設定やラベル付け、リマインダーの細かい設定といった機能はありません。
しかし、この機能の少なさこそがGoogle Tasksの強みです。
判断することが少ないため、タスクを追加するハードルが低く、継続しやすいツールです。
スマートフォンでは専用のGoogle Tasksアプリをインストールすることで、外出先でもタスクの確認・追加が可能です。
・普段からGmailやGoogleカレンダーを使っている方
・新しいアプリを増やしたくない方
・機能はシンプルなほうがいいという方
逆に、複数のプロジェクトを細かく管理したい方や、チームでタスクを共有したい方には機能が不足するかもしれません。
Todoist|個人利用なら無料プランで十分
Todoistは、世界中で3000万人以上が利用するタスク管理アプリです。
シンプルな見た目と直感的な操作性が特徴で、タスク管理アプリの定番として高い評価を得ています。
無料プランと有料プラン(Proプラン・Businessプラン)がありますが、個人で使う分には無料プランで十分な機能が揃っています。
・タスクの追加は無制限
・プロジェクトは5つまで作成可能
・期限・優先度(4段階)・サブタスクの設定
個人のタスク管理であれば、5つのプロジェクトで「仕事」「プライベート」「買い物」「読書リスト」「いつかやる」といった分類が可能で、これで不足を感じることは少ないでしょう。
5つのプロジェクトがあれば、仕事もプライベートも十分にカバーできますね!
| 項目 | 無料プラン | Proプラン(月額488円) |
|---|---|---|
| プロジェクト数 | 5個まで | 300個まで |
| リマインダー機能 | なし | あり |
| カレンダー連携 | なし | あり |
| フィルター機能 | 基本のみ | 拡張あり |
リマインダー機能は有料限定ですが、期限を設定しておけばアプリを開いたときに確認できるため、必須というわけではありません。
複雑なフィルターや多数のプロジェクトが必要になるのは、かなり本格的に使い込む場合に限られます。
📝 自然言語でタスク追加できる
Todoistが優れている点の一つは、自然言語でタスクを追加できることです。
「明日の15時に企画書を提出」と入力すると、自動的に「企画書を提出」というタスクが明日の15時に期限設定されます。
「毎週月曜日にレポート作成」と入力すれば、繰り返しタスクとして設定されます。
この機能により、タスク追加の手間が大幅に減り、思いついたことをすぐに記録できます。
スマートフォンで追加したタスクをPCで確認し、完了したらスマートフォンでチェックを入れる、といった使い方がシームレスにできます。
・仕事とプライベートのタスクを一元管理したい方
・複数のデバイスでタスクを確認したい方
・適度な機能性とシンプルさのバランスを求める方
自然言語入力は慣れると手放せなくなりますよ。「来週金曜」「毎月1日」など、日本語で入力するだけでOKです!
Appleリマインダー|iPhoneユーザーの最適解
iPhoneやMacを使っている方にとって、最もシンプルにタスク管理を始められるのがApple純正の「リマインダー」アプリです。
iPhoneには最初からインストールされているため、新しいアプリをダウンロードする必要がありません。
Apple IDでサインインしていれば、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchの間で自動的に同期されます。
📝 iOSとの深い統合
Appleリマインダーの特徴は、iOSとの深い統合です。
「Hey Siri、明日の朝8時に会議の資料を準備するリマインドして」と話しかけるだけで、タスクが追加されます。
運転中や手が離せないときでも、音声でタスクを追加できるのは大きなメリットです。
また、特定の場所に到着したときや、特定の人にメッセージを送るときにリマインドする設定も可能で、状況に応じたリマインダーを設定できます。
Siriで「買い物リストに牛乳追加して」と言うだけでOK。料理中や運転中に思いついたことをすぐメモできるのは便利ですね!
・基本的には「今日」のリストだけを見る習慣をつける
・カスタムリストは「仕事」「プライベート」の2つ程度に留める
・リストを作りすぎると管理が複雑になるので注意
リマインダーアプリを開くと、「今日」「日時設定あり」「すべて」「フラグ付き」「完了済み」といったスマートリストが表示されます。
基本的には「今日」のリストだけを見る習慣をつければ、シンプルに運用できます。
カスタムリストを作りすぎると管理が複雑になるため、最初は「仕事」「プライベート」の2つ程度に留めておくことをおすすめします。
ただし、他のユーザーとタスクを共有する機能は限定的で、チームでの利用には向きません。
・iPhoneをメインで使っている方
・新しいアプリを覚えるのが面倒な方
・Siriを活用してハンズフリーでタスク追加したい方
Androidユーザーや、WindowsをメインPCとして使っている方には、同期の面で不便があるため、他のツールを検討したほうがよいでしょう。
スーツアップ|エクセルのような入力画面のAIタスク管理ツール
スーツアップは、日本発のタスク管理ツールで、エクセルに慣れている方に特におすすめです。
最大の特徴は、表計算ソフトのような入力画面を採用していることです。
一般的なタスク管理アプリはカード形式やリスト形式が多いですが、スーツアップは行と列で構成されたスプレッドシート形式でタスクを管理します。
エクセルやスプレッドシートに慣れている方なら、新しい操作を覚える必要がほとんどありません!
📝 エクセル感覚で直感的に操作
普段からエクセルやGoogleスプレッドシートを使い慣れている方にとって、この形式は直感的に操作できます。
タスクの追加は行を追加する感覚で、項目の編集はセルをクリックして入力する感覚です。
新しい操作方法を覚える必要がないため、学習コストがほぼゼロで使い始められます。
・スプレッドシート形式でタスクを一覧管理
・AI機能によるタスク分解・提案
・無料プランで基本的なタスク管理が可能
スーツアップにはAI機能が搭載されており、タスクの分解や提案をしてくれます。
しかし、このAI機能を使わなくても、シンプルなタスク管理ツールとして十分に機能します。
AI機能はあくまで補助的なもので、基本的な使い方はエクセルでタスク表を作るのと同じです。
・エクセルでの作業に慣れている方
・カード形式のUIが苦手な方
・データを一覧で見たい方
視覚的に凝ったデザインよりも、情報を効率的に確認できることを重視する方に適しています。事務職やバックオフィス業務の方には特におすすめですね!
バレットジャーナル|手帳派のカスタマイズ管理術
バレットジャーナルは、デジタルツールではなく、紙のノートを使ったアナログのタスク管理方法です。
アメリカのデザイナー、ライダー・キャロル氏が考案したこのメソッドは、シンプルな記号(バレット)を使ってタスクやメモを管理します。
デジタルツールで何度も挫折した方や、画面を見る時間を減らしたい方に人気があります。
スマホやPCから離れて、手書きでタスク管理したい方には最適な方法ですね!
📝 バレットジャーナルの基本ルール
バレットジャーナルの基本は、「・」(バレット)を使ってタスクを書き出すことです。
タスクが完了したら「×」を重ねて打ち消し、翌日に持ち越す場合は「>」を書きます。
必要なくなったタスクは「-」で取り消します。
この単純なルールだけで、タスクの状態を管理できます。
| 記号 | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| ・ | タスク | やるべきことを書き出す |
| × | 完了 | タスクが終わったら重ねて記入 |
| > | 持ち越し | 翌日以降に延期する場合 |
| – | 取り消し | 不要になったタスク |
・用意するのはノートとペンだけ
・高価な専用ノートは不要(100円ショップでOK)
・インデックス→マンスリーログ→デイリーログの順で作成
ノートの最初のページにインデックス(目次)を作り、その後にマンスリーログ(月間ページ)、デイリーログ(日々のページ)を作っていきます。
ただし、この自由度が「凝りすぎ」の原因になることもあるため、最初はシンプルな形で始め、必要に応じて機能を追加していくことをおすすめします。
SNSで見かける凝ったバレットジャーナルに憧れて挫折する人も多いです。まずはシンプルに始めるのがコツですよ!
| 比較項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 電源・通信 | バッテリー切れの心配なし | バックアップがとれない |
| 記憶定着 | 手で書くことで記憶に残りやすい | 検索ができない |
| 目の疲れ | 画面疲れがない | 複数デバイスで同期できない |
・デジタルツールで挫折した経験がある方
・手書きが好きな方
・画面を見る時間を減らしたい方
毎日ノートを開く習慣が必要なため、すでに手帳を使う習慣がある方は特に取り入れやすいでしょう。デジタルデトックスしたい方にもおすすめです!
エクセルでシンプルにタスク管理する方法【テンプレート付き】
エクセル(Microsoft Excel)は、多くのビジネスパーソンにとって最も馴染みのあるソフトウェアの一つです。
新しいアプリを覚える必要がなく、すでに使い慣れた操作でタスク管理ができるため、「まずはエクセルで始めてみたい」という方は少なくありません。
しかし、エクセルでタスク管理を始めようとすると、どのような表を作ればよいか迷ってしまうことがあります。
「Trelloやasanaを試したけど結局続かなかった…」という方にこそ、使い慣れたエクセルがおすすめです!
ガントチャートを作ろうとしたり、条件付き書式を駆使しようとしたり、マクロを組もうとしたりすると、設定に時間がかかるうえに、メンテナンスも大変になります。
結局、表を作ることが目的になってしまい、タスク管理という本来の目的を見失ってしまいます。
この章では、エクセルでシンプルにタスク管理を行うための具体的な方法を解説します。
複雑な機能は一切使わず、最小限の構成で効果的にタスクを管理できる表の作り方をお伝えします。
また、すぐに使い始められる無料テンプレートの入手方法も紹介しますので、今日からエクセルでのタスク管理を始めることができます。
3列だけで完結するエクセルのタスク管理表の作り方
シンプルなエクセルのタスク管理表は、わずか3列で構成できます。
必要な列は「タスク名」「期限」「完了」の3つだけです。
プロジェクト名、優先度、担当者、進捗率といった列を追加したくなるかもしれませんが、まずはこの3列だけで始めることを強くおすすめします。
必要だと感じたら後から追加すればよいのです。
「足りなければ後から追加」の発想が大切です。最初から項目を増やすと、入力が面倒になって続かなくなりますよ。
| 列 | 入力内容 | ポイント |
|---|---|---|
| A列:タスク名 | やるべきことを具体的に | 完了状態が明確にわかる形で記載 |
| B列:期限 | いつまでにやるか | 日付形式で入力するとソートしやすい |
| C列:完了 | 終わったかどうか | 「○」や「✓」を入力 |
📝 作成手順
まず、エクセルを開いて新しいブックを作成します。
A1セルに「タスク名」、B1セルに「期限」、C1セルに「完了」と入力します。
これがヘッダー行になります。
ヘッダー行は太字にしたり、背景色をつけたりすると見やすくなりますが、装飾は最小限に留めましょう。
・タスク名は完了状態が明確にわかる形で記載
・期限は日付形式で入力するとソート・管理しやすい
・完了列は「○」や「✓」でシンプルに管理
A列の「タスク名」には、やるべきことを具体的に書きます。
「企画書」ではなく「企画書の第1章を書く」というように、完了の状態が明確にわかる形で記載することがポイントです。
曖昧なタスク名は、いつ完了したのかわからなくなり、管理が難しくなります。
「企画書」だけだと、いつ終わったことになるのか曖昧ですよね。「企画書の第1章を書く」なら、完了の基準が明確です!
B列の「期限」には、そのタスクをいつまでにやるかを入力します。
日付形式で入力すると、ソートや条件付き書式で活用しやすくなります。
期限が決まっていないタスクは空欄にするか、「未定」と入力しておきます。
C列の「完了」は、タスクが終わったかどうかを示す列です。
最もシンプルな方法は、完了したら「○」または「✓」を入力することです。
データの入力規則を使って、ドロップダウンリストから選択できるようにしてもよいでしょう。
完了したタスクに背景色をつける条件付き書式を設定すると、一目で進捗がわかりやすくなります。
📝 完了タスクの扱い方
この3列構成の表を運用するコツは、完了したタスクの扱い方です。
完了したタスクをすぐに削除してしまうと、「今週何をやったか」がわからなくなります。
おすすめは、完了したタスクはそのまま残しておき、週に1回まとめて別のシート(「完了済み」シートなど)に移動する方法です。
これにより、達成感を得られるとともに、振り返りにも活用できます。
「今週これだけやった!」という達成感は、モチベーション維持にとても大切です。完了タスクはすぐに消さず、振り返りに活用しましょう。
さらにシンプルに運用したい場合は、期限の列も省略して「タスク名」と「完了」の2列だけにする方法もあります。
期限管理はカレンダーアプリに任せ、エクセルには「やること」だけを書き出すという使い分けです。
ツールを複数使うことになりますが、それぞれの役割が明確になり、エクセルの表がシンプルに保てるというメリットがあります。
週に1回、5分程度で構わないので、完了済みタスクの整理、期限切れタスクの確認、不要なタスクの削除を行う習慣をつけましょう。
・完了済みタスクの整理(別シートへ移動)
・期限切れタスクの確認と対応
・不要なタスクの削除
もう少し機能を追加したい場合のオプションとして、フィルター機能の活用があります。
ヘッダー行を選択して「データ」タブから「フィルター」を設定すると、完了・未完了でタスクを絞り込んだり、期限順に並べ替えたりできます。
これはエクセルの標準機能なので、追加の設定は不要です。
フィルター機能を使えば「未完了タスクだけ表示」「今週期限のタスクだけ表示」といった絞り込みも簡単にできますよ!
すぐ使える無料テンプレートのダウンロード方法
エクセルのタスク管理表を一から作る手間を省きたい方には、無料テンプレートの活用をおすすめします。
Microsoftが公式に提供しているテンプレートや、信頼できるサイトで配布されているテンプレートを使えば、ダウンロードしてすぐに使い始められます。
テンプレートを使えば、表のレイアウトを考える手間が省けます。「とにかく今日から始めたい!」という方にぴったりです。
最も信頼できるテンプレートの入手先は、Microsoft公式のテンプレートサイトです。
Microsoft 365のサブスクリプションがなくても、無料でダウンロードできるテンプレートが多数公開されています。
「タスク」や「To Do」などのキーワードで検索すると、さまざまなタスク管理テンプレートが見つかります。
公式テンプレートは品質が保証されており、ウイルスなどのセキュリティリスクもありません。
・無料でダウンロード可能(サブスク不要)
・品質が保証されている
・ウイルスなどのセキュリティリスクがない
Microsoft公式テンプレートの使い方は簡単です。
ブラウザでMicrosoft 365のテンプレートページにアクセスします。
検索ボックスに「タスク管理」や「ToDoリスト」と入力して検索します。
気に入ったテンプレートを見つけたら、クリックして詳細ページを開きます。
「ダウンロード」または「ブラウザーで編集」を選択します。ダウンロードした場合は、ファイルを開いてすぐに使い始められます。
ガントチャート付きのテンプレートやプロジェクト管理向けの多機能テンプレートは、見た目は魅力的ですが、個人のタスク管理には過剰な場合がほとんどです。
「シンプル」「ベーシック」といった説明がついているテンプレートを選ぶと、使いやすいものが見つかりやすいです。
「見た目がかっこいい!」と多機能テンプレートを選ぶと、使いこなせず挫折しがち…。シンプルなものを選びましょう!
また、テンプレートをそのまま使うのではなく、自分に合わせてカスタマイズすることも大切です。
不要な列は削除し、必要な列だけを残すことで、よりシンプルな表に仕上げられます。
前述の「3列構成」を参考に、タスク名、期限、完了の3列だけを残すカスタマイズをおすすめします。
📝 テンプレート活用のコツ
テンプレートを使い始めたら、まずは1週間そのまま使ってみてください。
使っているうちに「この列は使わないな」「ここに項目を追加したいな」といった気づきが出てきます。
その気づきを元に少しずつカスタマイズしていくことで、自分にとって最適なタスク管理表が完成していきます。
最初から完璧を目指さなくてOK。使いながら育てていく感覚でカスタマイズしていきましょう!
Googleスプレッドシートを使いたい方は、Googleドライブから同様にテンプレートを利用できます。
Googleドライブで「新規」→「Googleスプレッドシート」→「テンプレートから」を選択すると、Googleが提供する無料テンプレートの一覧が表示されます。
「タスク管理」や「ToDo」で検索して、シンプルなものを選びましょう。
・クラウドベースで自動保存される
・スマートフォンからも同じファイルにアクセス可能
・無料で利用できる
外出先でもタスクを確認・更新したい方には、Googleスプレッドシートが便利ですよ!
Notionでシンプルなタスク管理を実現する設計例
Notionは、メモ、データベース、タスク管理、Wiki作成など、さまざまな機能を一つに統合したオールインワンのワークスペースツールです。
その自由度の高さから、世界中で多くのユーザーに支持されています。
しかし、この自由度の高さが裏目に出て、「設定に凝りすぎて挫折した」という声も少なくありません。
Notionって機能が多すぎて、何から手をつけていいかわからなくなりますよね…。
Notionでタスク管理を始めようとすると、データベースのプロパティをどう設定するか、ビューをいくつ作るか、リレーションをどう組むかなど、決めるべきことが山のようにあります。
インターネット上には華やかなNotionテンプレートが溢れており、それを見て「自分もこんな仕組みを作らなければ」と思ってしまうと、設定の沼にハマってしまいます。
Notionの多機能さに圧倒されることなく、必要最低限の機能だけで効果的にタスク管理を行う方法をお伝えします。
初心者向け|機能を絞った最小構成のNotionタスク管理
Notionでシンプルなタスク管理を実現するための最小構成は、驚くほどシンプルです。
必要なのは「1つのデータベース」と「3つのプロパティ」だけ。
これ以上増やす必要はありません。
複雑なリレーションも、多数のビューも、最初は不要です。
たった3つのプロパティでいいんですね!これなら私でも始められそう。
📝 データベース作成の手順
まず、Notionを開いて新しいページを作成します。
ページタイトルは「タスク管理」など、わかりやすい名前をつけましょう。
次に、ページ内に「データベース – インライン」を追加します。
「/database」とスラッシュコマンドを入力するか、「+」ボタンから「データベース – インライン」を選択してください。
データベースが作成されたら、プロパティを設定します。
最小構成で必要なプロパティは以下の3つです。
・タスク名:データベースのタイトル列(デフォルトで存在)
・期限:プロパティタイプを「日付」に設定
・ステータス:「未着手」「進行中」「完了」の3択セレクト
プロパティが多いと、タスクを追加するたびに「この項目も埋めなければ」と感じてしまい、タスク追加のハードルが上がってしまいます。
使わないプロパティは思い切って削除することが、シンプルさを保つコツです。
「使わない機能は削除する」という発想、意外と大事ですね!
ビューの設定もシンプルにします。
デフォルトで作成される「テーブルビュー」をメインで使用し、それ以外のビューは最初は作成しません。
テーブルビューにフィルターを設定して、「ステータス」が「完了」以外のタスクだけを表示するようにすると、未完了のタスクに集中できます。
完了したタスクを確認したいときは、フィルターを一時的に解除すればよいのです。
📝 タスク追加のルール
タスクの追加方法も極力シンプルにします。
新しいタスクを追加するときは、タスク名と期限だけを入力し、ステータスは「未着手」のままにしておきます。
タスクに取り掛かったら「進行中」に変更し、終わったら「完了」に変更するだけです。
それ以上の操作は必要ありません。
Notionには便利な機能として、データベースのテンプレート機能があります。
新しいタスクを追加するときに、あらかじめ決めた形式で追加できる機能です。
しかし、最小構成で運用する場合、この機能も不要です。
タスク名を入力して期限を設定するだけなので、テンプレートを作る手間のほうが大きくなります。
便利な機能でも、使わなくていいものは使わない。この割り切りが大切なんですね。
このシンプルな構成で運用を始めて、1ヶ月ほど使い続けてみてください。
使っているうちに「プロジェクトごとに分類したい」「繰り返しタスクを設定したい」といったニーズが出てくるかもしれません。
そのときに初めて、必要な機能を追加すればよいのです。
「凝りすぎ」を防ぐNotionテンプレート活用術
Notionを自分で一から設計すると、どうしても凝りすぎてしまう傾向があります。
「せっかくだからこの機能も追加しよう」「もっと見やすくできるはず」と考えているうちに、複雑なシステムが出来上がってしまいます。
この凝りすぎを防ぐ効果的な方法が、既存のシンプルなテンプレートを活用することです。
自分で作ると、つい「あれもこれも」と欲張っちゃいますよね…。
Notionには公式のテンプレートギャラリーがあり、さまざまな用途のテンプレートが無料で公開されています。
タスク管理用のテンプレートも多数あり、その中からシンプルなものを選んで使い始めることで、設計の手間を省けます。
また、他の人が作ったテンプレートをベースにすることで、「自分で作り込まなければ」というプレッシャーから解放されます。
・自分に必要のない機能が少ないものを選ぶ
・プロパティの数が少ないものを選ぶ
・ビューの数も限られているシンプルなものを選ぶ
見た目が華やかで多機能なテンプレートは魅力的に見えますが、使わない機能が多いと管理の負担になります。
📝 テンプレートギャラリーへのアクセス方法
Notionの左サイドバー下部にある「テンプレート」をクリックするか、Notionの公式サイトのテンプレートページにアクセスします。
検索ボックスに「タスク」や「To-Do」と入力すると、関連するテンプレートが表示されます。
テンプレートを選んだら、「このテンプレートを使用する」をクリックして、自分のワークスペースにコピーします。
コピーしたテンプレートは自由に編集できるので、不要なプロパティやビューは削除してしまいましょう。
テンプレートをそのまま使うのではなく、シンプルにカスタマイズすることが大切です。
テンプレートを「引き算」してシンプルにする、という考え方がポイントですね!
凝りすぎを防ぐためのルールとして、「プロパティは5つまで」「ビューは3つまで」という上限を自分に課すことをおすすめします。
この上限を超えそうになったら、本当に必要かどうかを立ち止まって考えます。
「あったら便利かも」程度の機能は追加しない、という判断基準を持つことで、シンプルさを維持できます。
| 項目 | 上限の目安 |
|---|---|
| プロパティ数 | 5つまで |
| ビュー数 | 3つまで |
| カスタマイズ禁止期間 | 最低2週間 |
また、テンプレートを使い始めた後は、しばらくの間はカスタマイズを我慢することも重要です。
最低でも2週間は、テンプレートをそのまま使ってみてください。
使い込むうちに、本当に必要な変更と、なくても困らない変更の区別がつくようになります。
「使いにくい」と感じた部分だけをピンポイントで修正することで、無駄なカスタマイズを避けられます。
すぐにカスタマイズしたくなる気持ちをグッとこらえて、まずは使い込むことが大事なんですね。
Notionの魅力は自由度の高さですが、その自由度をあえて制限することが、シンプルなタスク管理を実現する秘訣です。
テンプレートを活用し、カスタマイズは最小限に留め、「これで十分」と思える状態を目指しましょう。
【タイプ別】シンプルなタスク管理ツールの選び方
ここまで、さまざまなタスク管理ツールやアプリを紹介してきました。
しかし、選択肢が多いと「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いでしょう。
ツール選びで迷う時間そのものが、タスク管理を始められない原因になることもあります。
「どれがいいんだろう…」と調べ続けて、結局何も始められないパターン、ありますよね
この章では、あなたの状況や環境、過去の経験に基づいて、最適なツールを迷わず選ぶための明確な判断基準を提示します。
「このタイプの人にはこれ」というシンプルなマッチングを示しますので、自分がどのタイプに当てはまるかを確認し、該当するツールを選んでください。
完璧なツールは存在しませんが、自分に合ったツールを選ぶことで、継続できる可能性は格段に高まります。
今日からすぐ始めたい人→Google TasksかAppleリマインダー
「とにかく今日からタスク管理を始めたい」「新しいアプリを覚える余裕がない」という方には、すでに使っているサービスに組み込まれているツールをおすすめします。
具体的には、Googleサービスを中心に使っている方はGoogle Tasks、Apple製品を使っている方はAppleリマインダーが最適です。
この2つのツールをおすすめする理由は、学習コストがほぼゼロだからです。
Google TasksはGmailやGoogleカレンダーの画面から直接アクセスでき、Appleリマインダーはすべてのapple製品にプリインストールされています。
新しいアカウントを作成する必要もなく、アプリをダウンロードする必要もありません(Appleリマインダーの場合)。
今この瞬間から使い始められます。
「始めるまでのハードル」が低いほど、実際に行動に移しやすいですよね
・普段からGmailを使っている方
・Google Workspaceで仕事をしている方
・Androidスマートフォンを使っている方
特に、メールからタスクが発生することが多い方には、Gmailとの連携機能が非常に便利です。
メールを開いたまま、ワンクリックでタスクに変換できるため、「後で対応しよう」と思ったメールを忘れずに管理できます。
・iPhoneをメインのスマートフォンとして使っている方
・MacやiPadも使っている方
・Siriを活用したい方
Apple製品間での同期がシームレスに行われるため、iPhoneで追加したタスクをMacで確認し、Apple Watchで通知を受け取るといった使い方が自然にできます。
特にSiriによる音声入力は、移動中や手が離せないときにタスクを追加するのに便利です。
「Hey Siri、明日の10時に○○をリマインド」と話しかけるだけでタスク登録完了です
迷ったら、自分が普段よく使っているサービスに合わせて選んでください。
GoogleサービスとApple製品の両方を使っている場合は、スマートフォンがiPhoneならAppleリマインダー、AndroidならGoogle Tasksを選ぶとよいでしょう。
スマートフォンは常に持ち歩くため、最もアクセス頻度が高くなるからです。
📝 このタイプの方へのメッセージ
「ツール選びに時間をかけすぎない」ことが大切です。
Google TasksもAppleリマインダーも、シンプルなタスク管理には十分な機能を備えています。
どちらを選んでも失敗ではありません。
迷うくらいなら、今すぐどちらかを開いて、最初のタスクを追加してみてください。
使いながら調整していけばよいのです。
デジタルが続かなかった人→紙とペン
「何度もタスク管理アプリに挑戦したけれど、結局続かなかった」という方は、思い切ってデジタルツールから離れることを検討してみてください。
デジタルツールが万人に合うわけではありません。
紙とペンを使ったアナログなタスク管理が、あなたには合っている可能性があります。
「自分にはデジタルが向いていない」と認めることも、立派な自己理解ですよね
・通知が多すぎてストレスを感じる
・スマートフォンを開くと別のアプリに気を取られてしまう
・画面を見る時間を減らしたいと考えている
こうした方にとって、紙とペンのタスク管理には大きなメリットがあります。
紙とペンでタスク管理を始める最もシンプルな方法は、毎朝、その日やることを紙に書き出すことです。
専用のノートを用意してもよいですし、裏紙やメモ帳でも構いません。
重要なのは、「今日やること」を物理的に書き出し、目に見える場所に置いておくことです。
タスクが完了したら線を引いて消します。
これだけで、立派なタスク管理になります。
シンプルすぎると感じるかもしれませんが、続けられることが一番大事です
もう少し体系的に管理したい方には、前の章で紹介したバレットジャーナルがおすすめです。
バレットジャーナルは、シンプルな記号を使ってタスクやメモを管理する方法で、ノート1冊とペン1本があれば始められます。
ルールも単純で、タスクには「・」、完了したら「×」、翌日に持ち越すなら「>」を書くだけです。
| 紙とペンのメリット | 紙とペンのデメリット |
|---|---|
| 手で書くことで記憶に残りやすい | 検索ができない |
| 常に目に入るため意識し続けやすい | バックアップが取れない |
| スマホを開く誘惑がない | 複数の場所から同じリストにアクセスできない |
手で書くことで記憶に残りやすくなる「手書き効果」は研究でも示されており、キーボード入力よりも手書きのほうが情報の定着率が高いことがわかっています。
また、紙のリストは常に目に入るため、「やるべきこと」を意識し続けやすくなります。
スマートフォンのアプリは開かないと見えませんが、デスクに置いたメモは常に視界に入ります。
📝 このタイプの方へのメッセージ
デジタルツールで何度も挫折した経験がある方は、「自分にはデジタルが向いていないのかもしれない」という可能性を受け入れてみてください。
タスク管理の目的は、ツールを使いこなすことではなく、やるべきことを把握して実行することです。
その目的を達成できるなら、紙とペンでも何の問題もありません。
仕事もプライベートも一元化したい人→Todoist
仕事のタスクとプライベートの用事を別々に管理していると、全体像が見えにくくなります。
「今週はどれくらい忙しいのか」「この日に予定を入れても大丈夫か」といった判断がしにくくなり、ダブルブッキングや予定の詰め込みすぎにつながることもあります。
仕事もプライベートも含めて、すべてのタスクを一箇所で管理したい方には、Todoistがおすすめです。
仕事用とプライベート用でアプリを分けると、結局どちらかを見忘れるんですよね…
Todoistを一元管理に適したツールとしておすすめする理由は、プロジェクト機能とフィルター機能の使いやすさにあります。
Todoistでは、タスクをプロジェクトごとに分類できます。
「仕事」「プライベート」「家事」「買い物」といったプロジェクトを作成し、それぞれにタスクを振り分けることで、カテゴリごとの管理と全体の一覧表示を両立できます。
たとえば「仕事」「プライベート」「買い物」「読みたい本」「いつかやる」という5つのプロジェクトを作れば、ほとんどのタスクを分類できるでしょう。
これ以上細かく分類すると、どのプロジェクトに入れるか迷う場面が増えてしまうため、プロジェクト数は少ないほうがシンプルに運用できます。
・「今日」ビューですべてのプロジェクトから今日のタスクを一覧表示
・iOS・Android・Windows・Mac・Webなどマルチプラットフォーム対応
・自然言語入力で素早くタスク追加が可能
Todoistの「今日」ビューは、すべてのプロジェクトから今日が期限のタスクを集めて表示します。
仕事のタスクもプライベートの用事も、今日やるべきことが一覧で確認できるため、「今日は何をすればいいか」が一目でわかります。
朝このビューを確認するだけで、その日の全体像を把握できます。
朝起きて「今日」ビューを開く習慣をつけると、1日の見通しが立ちやすくなりますよ
マルチプラットフォーム対応も、一元管理に適している理由の一つです。
Todoistは、iOS、Android、Windows、Mac、Webブラウザなど、あらゆる環境で利用できます。
仕事中はPCのブラウザから、移動中はスマートフォンのアプリから、同じタスクリストにアクセスできます。
どこにいても、どのデバイスを使っていても、すべてのタスクを確認・追加できるのは大きなメリットです。
📝 自然言語入力の使い方
Todoistの自然言語入力機能は、タスク追加の手間を大幅に減らしてくれます。
「明日 企画書を提出 #仕事」と入力すると、「企画書を提出」というタスクが明日の期限で「仕事」プロジェクトに追加されます。
プロジェクトの指定も期限の設定も、1行の入力で完了するため、思いついたタスクをすぐに記録できます。
表計算に慣れている人→スーツアップ
普段からエクセルやGoogleスプレッドシートを使い慣れている方にとって、多くのタスク管理アプリのカード形式やリスト形式のUIは、かえって使いにくく感じることがあります。
「なぜ行と列で表示できないのか」「一覧で見たいのに、いちいちカードを開かないと詳細が見えない」といった不満を感じたことがある方には、スーツアップが最適です。
エクセルで自作のタスク管理表を使っていた方、多いのではないでしょうか
スーツアップは、スプレッドシートのような入力画面を採用したタスク管理ツールです。
タスクは行として表示され、各項目は列として配置されます。
この形式は、エクセルに慣れている方にとっては直感的に操作できます。
セルをクリックして入力する、行をドラッグして並べ替える、列幅を調整する、といった操作がエクセルと同じ感覚でできます。
・すべてのタスクの情報が一覧で表示される
・期限順のソートや条件でのフィルタリングが簡単
・エクセルと同じ操作感で学習コストが低い
表計算形式のメリットは、情報の一覧性です。
カード形式のUIでは、各タスクの詳細を見るためにカードを開く必要がありますが、スプレッドシート形式では、すべてのタスクの情報が一覧で表示されます。
期限順にソートしたり、特定の条件でフィルタリングしたりする操作も、エクセルと同様の感覚でできます。
AI機能はオプションとして捉え、まずは基本的なタスク管理から始めることをおすすめします。
高機能なAIに振り回されるより、シンプルに使い始めるのが継続のコツですね
| エクセル自作表 | スーツアップ |
|---|---|
| クラウド同期 | 最初から対応 |
| モバイルアクセス | ブラウザ対応 |
| リマインダー機能 | 標準搭載 |
| 操作感 | エクセルとほぼ同じ |
スーツアップを使う具体的なメリットとして、学習コストの低さがあります。
新しいUIの操作方法を覚える必要がなく、これまでエクセルで培った操作スキルがそのまま活かせます。
「このセルに入力する」「この列で並べ替える」といった操作が、考えなくてもできるのは大きなアドバンテージです。
また、エクセルでタスク管理表を自作していた方にとって、スーツアップは「進化したエクセルのタスク表」として捉えられます。
自作のエクセル表では実現が難しかった機能(クラウド同期、リマインダーなど)が、スーツアップでは最初から備わっています。
エクセルの使い勝手を維持しながら、専用ツールのメリットも享受できるのです。
・エクセルやスプレッドシートで日常的に作業している方
・データを一覧で俯瞰したい方
・カード形式のUIに馴染めなかった経験がある方
無料プランから始められるため、まずは試してみて、自分に合うかどうかを確かめることをおすすめします。
シンプルなタスク管理を「続ける」ための3つの習慣
タスク管理の最大の難関は、始めることではなく「続ける」ことです。
新しいツールやアプリを導入した直後は、モチベーションも高く、熱心にタスクを入力します。
しかし、1週間、2週間と経つうちに、徐々に入力が面倒になり、気づけばツールを開かなくなっている。
このパターンに心当たりがある方は多いのではないでしょうか。
「また三日坊主で終わった…」と自分を責めていませんか?実はそれ、あなたのせいじゃないんです。
三日坊主で終わってしまう原因は、意志の弱さではありません。
続けられる仕組みがないことが原因です。
逆に言えば、適切な仕組みと習慣を取り入れることで、誰でもタスク管理を継続できるようになります。
この章では、シンプルなタスク管理を長く続けるための3つの習慣を紹介します。
どれも難しいことではなく、今日から取り入れられるものばかりです。
これらの習慣を身につけることで、タスク管理が「やらなければならないこと」から「自然にやっていること」に変わっていきます。
完了タスクを消さずに「達成ログ」として残す
タスクが完了したとき、すぐに削除してしまっていませんか。
完了したタスクを消すとリストがすっきりしますが、実はこれがモチベーション低下の原因になることがあります。
「終わったタスクは消す」が当たり前だと思っていました…残すメリットがあるんですね!
人間の脳は、達成感を感じるとドーパミンという神経伝達物質を放出します。
このドーパミンは快感をもたらし、同じ行動を繰り返したいという欲求を生み出します。
タスクを完了したときに「やった」という達成感を感じることで、次のタスクに取り組むエネルギーが生まれるのです。
しかし、完了タスクをすぐに削除してしまうと、この達成感を味わう機会が減ってしまいます。
📝 達成ログの活用方法
完了タスクを達成ログとして活用する具体的な方法を紹介します。
最もシンプルなのは、完了したタスクに取り消し線を引くか、チェックマークをつけて、そのまま残しておく方法です。
多くのタスク管理アプリには、完了したタスクを非表示にする機能がありますが、あえて表示したままにしておきます。
1日の終わりにリストを見返すと、「今日はこれだけのことをやった」と確認でき、達成感を得られます。
週に一度、完了したタスクを別の場所に移動させる方法も効果的です。
エクセルであれば「完了済み」シートを作成してそこに移動し、Todoistであれば「完了済み」プロジェクトを作成します。
週末にその週の完了タスクを眺めると、「今週はよく頑張った」という実感が湧き、翌週への意欲につながります。
紙のノート派の方には、バレットジャーナルがおすすめです!
紙のノートでバレットジャーナルを実践している場合は、完了タスクに「×」を書くことで自然と達成ログが残ります。
ページをめくって過去のリストを見返すと、自分の成長や進歩を感じられます。
これはデジタルツールにはない、アナログならではの良さです。
・モチベーション維持:達成感の可視化で継続意欲が高まる
・振り返りの材料:上司への報告や働き方の見直しに活用できる
「やらないことリスト」でタスクを減らす判断基準を持つ
タスク管理が破綻する最も多い原因は、タスクが増え続けることです。
タスクを追加することには熱心でも、タスクを減らすことには消極的な人が多いです。
しかし、すべてのタスクを完了することは現実的に不可能です。
「やることリスト」はよく聞きますが、「やらないことリスト」って新鮮ですね!
「やらないことリスト」とは、意識的に取り組まないと決めたことを書き出したリストです。
ToDoリストの反対の概念で、「NotToDoリスト」とも呼ばれます。
このリストを作成することで、タスクを断ったり、後回しにしたり、削除したりする判断基準が明確になります。
やらないことリストに入れる項目は、大きく3つのカテゴリに分けられます。
📝 カテゴリ1:自分がやる必要のないこと
他の人に任せられること、自分でなくてもできることは、このカテゴリに入ります。
たとえば「すべてのメールに即日返信する」を「やらないこと」にして、「重要なメール以外は翌日まとめて返信する」というルールにすることで、メール対応に追われる時間を減らせます。
📝 カテゴリ2:効果が薄いこと
時間をかけても成果につながりにくいことは、思い切ってやめる判断が必要です。
たとえば「完璧な資料を作ること」を「やらないこと」にして、「70%の完成度で一度共有し、フィードバックを受けて改善する」という方法に切り替えることで、資料作成にかける時間を大幅に短縮できます。
📝 カテゴリ3:過去に習慣でやっていたが、今は必要ないこと
以前は意味があったけれど、状況が変わって不要になったタスクは意外と多いものです。
「毎週の定例会議に参加する」を見直して、「本当に自分が出席する必要があるか」を確認し、必要なければ出席を辞退するという判断ができます。
「やらないことリスト」はいつ作ればいいんですか?
やらないことリストを作成するタイミングは、週次の棚卸しの際がおすすめです。
溜まったタスクを見直すときに、「これは本当にやる必要があるか」と自問し、必要ないと判断したものは、やらないことリストに移動させます。
最初は抵抗があるかもしれませんが、やらないと決めたことを明確にすることで、本当に重要なタスクに集中できるようになります。
新しいタスクが発生したときも、やらないことリストを参照する習慣をつけてください。
「この依頼は、やらないことリストに該当しないか」と確認することで、安易に引き受けることを防げます。
すべての依頼を引き受けていては、時間がいくらあっても足りません。
やらないことリストは、断る勇気を持つための支えになります。
・自分がやる必要のないこと:他の人に任せられるタスク
・効果が薄いこと:時間対効果が低いタスク
・今は必要ないこと:状況変化で不要になったタスク
挫折したら自分ではなく「仕組み」を見直す
タスク管理を続けようとしても、どこかで挫折することはあります。
数日間ツールを開かなかったり、タスクが溜まりすぎて手がつけられなくなったり、やる気が起きなくなったり。
そんなとき、自分を責めてしまう人が多いですが、それは逆効果です。
自己嫌悪に陥ると、ますますタスク管理から遠ざかってしまいます。
「自分の意志が弱いから…」と思いがちですが、仕組みの問題だったんですね!
タスク管理が続かなかったのは、あなたの意志が弱いからではありません。
仕組みがあなたに合っていなかったからです。
仕組みを改善すれば、次は続けられる可能性が高まります。
仕組みを見直すときにチェックすべきポイントをいくつか紹介します。
・タスク追加の手間:3秒以内に記録できるか
・確認の習慣化:既存の習慣と紐づいているか
・タスクの粒度:30分以内で完了できる大きさか
・ツールの相性:自分に合ったツールを使っているか
📝 チェック1:タスクを追加する手間が大きすぎないか
タスクを入力するのに何ステップも必要だったり、アプリを開くのに時間がかかったりすると、入力が億劫になります。
思いついたことを3秒以内に記録できる状態が理想です。
📝 チェック2:タスクリストを確認する習慣が仕組み化されているか
「毎朝コーヒーを入れたらタスクリストを確認する」というように、すでにある習慣と紐づけることで、確認を忘れにくくなります。
リマインダーを設定するのも有効です。
📝 チェック3:タスクの粒度が適切かどうか
「企画書を完成させる」のような大きなタスクは、取り掛かるハードルが高くなります。
「企画書の目次を作る」「第1章を書く」のように、30分以内で完了できる大きさに分解することで、実行しやすくなります。
📝 チェック4:ツールが自分に合っているか
高機能すぎるツールを使っていないか、逆に機能が足りなくて不便を感じていないか、スマートフォンでの使い勝手はよいかなど、改めて確認します。
合わないツールを使い続けるよりも、思い切って別のツールに変えるほうが、長い目で見れば効率的なこともあります。
挫折してしまったら、どうやって再スタートすればいいですか?
溜まったタスクは、週末にまとめて棚卸しすればよいのです。
完璧を目指さず、「とりあえず再開する」ことを最優先にしましょう。
何度挫折しても、そのたびに仕組みを見直して再挑戦すれば、いつかは自分に合ったやり方が見つかります。
タスク管理の達人も、最初から上手くいったわけではありません。
試行錯誤を繰り返す中で、自分に合ったスタイルを確立してきたのです。
挫折は失敗ではなく、より良い仕組みを見つけるための学びの機会だと捉えてください。
・ステップ1:自分を責めず、仕組みの問題と捉える
・ステップ2:チェックリストで仕組みを見直す
・ステップ3:「今日やる3つ」から小さく再スタート
まとめ|シンプルなタスク管理は「引き算」から始まる
ここまで、シンプルなタスク管理の本質から具体的なツールの選び方、継続するための習慣まで、幅広く解説してきました。
最後に、この記事の要点を振り返りながら、シンプルなタスク管理の本質をもう一度確認しておきましょう。
この記事で一番伝えたかったこと、それは「シンプルなタスク管理は引き算から始まる」ということです!
多くの人がタスク管理で失敗するのは、足し算の発想で取り組んでしまうからです。
「もっと便利な機能を追加しよう」「もっと細かく分類しよう」「もっと多くのタスクを管理しよう」という足し算の思考が、管理を複雑にし、継続を困難にします。
📝 シンプルなタスク管理の本質
シンプルなタスク管理の本質は、「判断コストを下げること」でした。
機能が少ないツールを選ぶことではなく、タスクを追加するとき、確認するとき、完了させるときに、考えることを最小限にすることが重要です。
そのためには、使う機能を絞り、ルールをシンプルにし、タスク自体の数も減らしていく必要があります。
・タスクは1日3つまでに絞る
・ツールは1つに統一する
・週1回5分の棚卸しで溜めない仕組みを作る
どれも「減らす」「絞る」「限定する」という引き算の発想に基づいています。
ツール選びにおいても、引き算の発想が有効です。
高機能なツールを選んで使いこなそうとするのではなく、必要最低限の機能を持つツールを選び、その範囲内で運用することが継続の秘訣です。
Google TasksやAppleリマインダーのようなシンプルなツールで十分な人が、わざわざ複雑なツールを使う必要はありません。
エクセルでタスク管理をする場合も、3列だけで完結する表がおすすめでしたね!
「タスク名」「期限」「完了」の3つがあれば、個人のタスク管理には十分です。
プロジェクト列、優先度列、担当者列などを追加したくなる気持ちはわかりますが、本当に必要かどうかを見極めることが大切です。
Notionを使う場合も同様です。
Notionの自由度の高さは魅力ですが、その自由度があるからこそ、意識的に機能を制限する必要があります。
プロパティは3つまで、ビューは作らない、リレーションは使わない、というルールを自分に課すことで、シンプルさを維持できます。
継続するための3つの習慣も、引き算の発想と関連しています。
- 「やらないことリスト」は、まさにタスクを減らすための仕組み
- 完了タスクを達成ログとして残すことは、タスクを消す習慣を引き算すること
- 挫折したときに仕組みを見直すのは、自分に合わない要素を取り除くプロセス
タスク管理に時間とエネルギーをかけすぎて、肝心の仕事や生活がおろそかになるのは本末転倒です。
タスク管理は、あくまでも成果を出すための手段であることを忘れないでください。
シンプルなタスク管理を実現するためのマインドセットとして、「完璧を目指さない」ことも重要です!
完璧なタスク管理システムを構築しようとすると、設定に時間がかかり、運用も複雑になります。
70%の完成度でいいからまず始める、使いながら調整するという姿勢が、継続への近道です。
また、「他の人のやり方を参考にしつつも、自分に合った方法を見つける」ことも大切です。
この記事で紹介した方法やツールは、あくまでも選択肢の一つです。
すべての人に当てはまる唯一の正解は存在しません。
試してみて合わなければ変える、という柔軟な姿勢で、自分なりのシンプルなタスク管理スタイルを確立してください。
今日から実践する3ステップ
記事を読んで「なるほど」と思っても、行動に移さなければ何も変わりません。
ここでは、今日から5分で始められる具体的な3ステップを紹介します。
この3ステップを実行するだけで、シンプルなタスク管理への第一歩を踏み出せます。
まず、これからタスク管理に使うツールを1つだけ決めてください。
この記事で紹介したツールの中から選んでもいいですし、すでに使っているものがあればそれでも構いません。
ツールを決めたら、今あなたが抱えているタスクを3つだけ書き出してください。
頭の中にある「やらなければならないこと」の中から、最も重要な3つを選びます。
4つ目以降は、今は書かないでください。
最後に、毎朝タスクリストを確認する時間を決めてください。
具体的な時間を決めることが重要です。
「朝起きたら」ではなく「朝7時に」、「出社したら」ではなく「9時にデスクについたら」というように、明確な時間を設定します。
迷ったら、以下の基準でツールを選んでみてください!
| あなたのタイプ | おすすめツール |
|---|---|
| Googleサービスをよく使う方 | Google Tasks |
| iPhoneをメインで使う方 | Appleリマインダー |
| 仕事とプライベートを一元管理したい方 | Todoist |
| エクセルに慣れている方 | スーツアップかエクセル |
| デジタルで何度も挫折した方 | 紙とペン |
選んだツールが合わなければ後から変えればいいので、今は直感で選んで構いません。
📝 タスクの書き方のポイント
3つのタスクは、できるだけ具体的に書くことがポイントです。
「仕事を進める」ではなく「企画書の第1章を完成させる」、「部屋を片付ける」ではなく「机の上を整理する」というように、完了の状態が明確にわかる形で記載します。
3つのタスクを書き出したら、それぞれに期限を設定します。
「今日中」「明日まで」「今週中」など、ざっくりとした期限で構いません。
期限が明確になることで、いつまでにやるべきかが意識でき、先延ばしを防げます。
毎朝の確認時間に、前日までに追加したタスクを確認し、今日やる3つを決めましょう。所要時間は5分もかかりません!
この5分の習慣が、タスク管理を継続するための土台になります。
スマートフォンのリマインダーやカレンダーに、この確認時間を設定しておくことをおすすめします。
毎朝同じ時間に通知が来ることで、確認を忘れにくくなります。
最初の1週間は特に意識して続けてください。
1週間続けば、2週間目からは自然とできるようになってきます。
・合計5分で完了
・明日からではなく、今日から始める
・小さな一歩でも、踏み出すことが大切
今すぐ実行してください。
小さな一歩でも、踏み出さなければ何も始まりません。
シンプルなタスク管理は、この小さな一歩から始まります。
たとえ1日忘れても、翌日からまた始めればいいのです。
挫折しても、仕組みを見直して再挑戦すればいいのです。
大切なのは、諦めずに続けること。シンプルなタスク管理で、あなたの毎日がより充実したものになることを願っています!
株式会社スーツ 代表取締役社長CEO
2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、東証スタンダード上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。2020年10月にYouTuber事務所の株式会社VAZの代表取締役社長に就任。月次黒字化を実現し、2022年1月に上場企業の子会社化を実現。2022年12月にスーツ社を新設分割し同社を商号変更、新たに株式会社スーツ設立と同時に代表取締役社長CEOに就任。
現在、スーツ社では、チームのタスク管理ツール「スーツアップ」の開発・運営を行い、中小企業から大企業のチームまで、日本社会全体の労働生産性の向上を目指している。