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リーダーシップ往復書簡 025

  「人は性善なれど、弱し」とは、一橋大学名誉教授の伊丹敬之氏が「性弱説」と表現した言葉です。全ての人は性善であるが、弱い存在であるという価値観です。 一般的に、人は、心にゆとりがあって平常時であれば、周囲の人に怒鳴ったり、八つ当たりをしたりすることはありません。しかし、ミスが続いて自分に自信がなくなってしまったり、急な仕事が舞い込んで慌てふためいてしまったりすれば、周囲の人に怒鳴ったり、八つ当たりをしたり、“性善”ではなくなってしまうのです。...

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リーダーシップ往復書簡 024

  新型コロナウイルス感染症によって、リーダーには強いリーダーシップが求められています。 今回の一連のコロナ禍の以前より、2010年代あたりから、VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べたアクロニム)の時代になったと言われていました。 私たちは一つ大きな誤解をしていたのではないかと思います。 それは人類の歴史を紐解くと、いつの世も、大抵の時代、VUCAだったのではないかということです。...

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リーダーシップ往復書簡 023

  おかげさまで「リーダーシップ往復書簡」ですが、既にリーダーとして活躍されている方々やこれからリーダーを目指す方々から、毎回少しですがリアクションがあります。 このような読者層の皆さんなので、今般の未曽有の危機である新型コロナウイルス感染症の拡大問題において、ぜひとも各人が何ができるかを考えてもらいたいと思います。 リーダーシップとは組織のトップにだけに必要なものではありません。 本来、リーダーシップとは、ありとあらゆる人が発揮すべきもので、リーダーシップに組織における立場は関係ないのです。...

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リーダーシップ往復書簡 022

  企業再生の要諦の一つとして「経営者の覚悟」があると思います。 経営者が最後までやりきる覚悟があれば、企業は再生できるものです。 面白いもので、企業再生では、経営者その人自身に実務能力がなくても構わないのですが、その経営者が、前を向いていて、多少の苦労や責め苦に耐える覚悟があれば、企業再生ができるものです。 逆にいえば、経営者やスタッフがいかに実務面において優秀であっても、経営者に覚悟がなければ、企業再生は難しいと思います。...

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リーダーシップ往復書簡 021

  昔、白洲次郎が、「地位が上がるほど、役得ではなく、“役損”が増えることを覚えておけ」と言ったと言われています。 本気で組織のため、世のため人のために身を粉にして努力しているリーダーは、フォロワーはじめ他の人から見たら、「役損」のほうが多いかもしれません。 ただ、リーダーは、フォロワーに仕えていること、フォロワーとともに夢を追いかけていることが喜びであるという側面もあって、損得という次元では語れないようにも思います。...

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リーダーシップ往復書簡 020

  リーマン・ショックあたりの時期に「ブラック・スワン」という本が流行りましたが、コロナウイルスはまさに「ブラック・スワン」なのではないでしょうか。 これだけテクノロジーが進化した21世紀に、まさか疫病が世界を覆うとは、多くの人々の想像を超えた事態が起きているのではないかと思います。...

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リーダーシップ往復書簡 019

  世界的にコロナウイルス感染症の拡大が懸念されています。 既に経済活動にも影響が出てきており、世界同時株安・景気後退などマクロ経済の数値悪化だけでなく、一部の業種業態の中小企業は売上急減による経営危機まで起きているようです。 後述のとおり、読者の方からもご質問をいただいておりますが、このような時こそ、皆さんのリーダーシップが問われるときだと思います。...

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リーダーシップ往復書簡 018

  リーダーシップと親和性がある考え方として、ここ2回にわたり、パブリックリレーションズ(Public Relations)とインテリジェンス(Intelligence)を紹介してまいりましたが、今回が最後になります。 最終回は株式会社制度です。私はリーダーシップと株式会社制度には非常に親和性があると考えています。 資本主義社会とまで広げて記載をしてもよかったのですが、本稿では、具体的なイメージが湧きやすいので、株式会社制度に絞って記載をします。前提がズレないように、改めてこの文章での定義をします。 (定義)Wikipediaより...

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リーダーシップ往復書簡 017

  リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第2回目はインテリジェンス(Intelligence)です。私はリーダーシップとインテリジェンスには親和性があると考えています。 日本ではインテリジェンスという言葉は、単に知能や知性の意味で使われることが多いため、前提がズレないように、改めてこの文章での定義をします。 (定義)...

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リーダーシップ往復書簡 016

  リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第1回目はパブリックリレーションズ(Public Relations、以下「PR」といいます。)です。私はリーダーシップとPRには親和性があると考えています。 日本では、PRという言葉は、単に宣伝であったり広報であったりの意味で使われることも多いため、前提がズレないように、まずは公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会のPRの定義を2つご紹介します。 (定義1) 「パブリックリレーションズ(Public...

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